AIRAシリーズ?ほか幾つかのメモ

体調復帰…。ご心配メッセージくださった方々も、ありがとうございます。

4/1はM3用のボーカルレコーディングで、晩は留花バンドのリハがあるので仕方ないとして明後日ミックスに掛かります。業務もあるので多少前後しそうですが。
4/3〜5まで東京出張のため制作作業はNG。とはいえ2日目の打ち合わせがキャンセルになり時間がもったいないので原稿書きか開発用の初期データ作成を行えたらかえってラッキーかも。

■興味深いCDM記事3つ

CDMが立て続けに興味深い記事をアップしています。

Free Audacity Audio Editor Gets Spectral Edits, Live Plug-ins – Create Digital Music

Soundtrack Pro
Soundtrack Pro

Spectral EditはAdobe AuditionとかApple Soundtrack Pro(ディスコン?)に見られる機能で、なかなか面白いもんです。
Audacityにも搭載ということで見てみたら、そうチャレンジングなことはできないようですね。今後に期待したいところ。
(関連:無償波形編集ソフト「Audacity」、VST/AUエフェクトのリアルタイムプレビューが可能に – 窓の杜

Roland Seems Poised to Enter Analog, Modular Worlds – Create Digital Music

リーク写真とされるもの
リーク写真とされるもの

取り上げられているのは、RolandのAIRA系の新製品ではないかとされるリーク写真。
憶測飛び交っていますが、CDM的には「CVイン/アウトを備えたデジタル機器ではなく紛れもなくアナログ機器だと思うし、AIRAとは構造が異なると思しきJD-Xi/Xaとも無関係だろう」と、要するに技術的蓄積のあるローランドがCVイン/アウトを備えた(アナログORデジタル)機器を出すのであれば大歓迎、みたいなスタンスのようです。
私はアナログシンセにそれほど興味ないので、

Whaaaat on earth
(なんぞ、これ!!)
-new Roland Aira Modular! – Gearslutz.com

という反応にはなりませんでした。
擬似的とはいえReasonでCVつないでケッタイなことが結構出来るのはわかってますし、これが擬似的でなく本物でなら果たしてどれだけ面白いことできるんだろうと期待しています。
4月のMusikmesseで情報が出るのではということでした。

Can Stems Finally Make Multi-channel DJ Audio a Standard? – Create Digital Music

Can Stems Finally Make Multi-channel DJ Audio a Standard? – Create Digital Music

Ninja Jammっぽいなと思ったら文中でも言及されてました。あとNovationのLaunch Padもなかなか楽しい。
構成物を取っ替え可能な形で楽曲をリリースするってのを今後考えていくのもいいかなあと思います。作り手は作り手の好きなように作って、聞き手は聞き手の好きなようにいじって、聞いて楽しむ。誰も迷惑しない。DJだけじゃなく、楽器を演奏できる人だったらその楽曲の演奏に加わった気分で楽しむことも可能かもしれません。
新しい音楽の楽しみ方に…なるかな?

■プラグイン2種

Excalibur From The Top — Exponential Audio – Plug-ins

Excalibur From The Top — Exponential Audio – Plug-ins
エクスカリバー!って遂に海の向こうにも中二病か! いや、そういったノリは今さら珍しくもないのですが。
Bobby氏のブログだと鳴り物入り的な感じで紹介されてましたが、Audio Examples聞いても私にはあまりピンと来ません。
唯一、General Chorus、名前から察するに特に奇を衒っていないChorusってことなんでしょうけど、結局これが一番質感がよくて、ハードウェアエフェクターのような瑞々しさを湛えつつ、かといって鼻づまりにもならず、品の良さが感じられます。

reFuse Software: Lowender

reFuse Software: Lowender。すごくドイツっぽい色をしたページですね。
機能としてはLogicのSubbassと同じように、サブハーモニクスを加えるもののようです。Bob Katz氏が絶賛しているのが社交辞令かどうかはわかりません。機会あったら試してみたいと思います。
もしサブハーモニクスの位相まで調整できたらミックスの感覚変わるかもしれませんが、いかんせん試してないのでわからず。

ExcaliburもLowenderもしょっぱい言及の仕方をしてしまいましたが、自分なりにしても良いにせよ悪いにせよ「評価」はまだ先。今のところは言及止まり。

雑記150329

ちょっとあれもこれもと立て込みすぎてミスが出始めました。ギリギリ保ってる感じ。

今月の頭から山積していた作業はだいぶ切り崩せて、ようやく視界が見え始めましたかね。今月中に形にしたかった、自分で制御できるものに関してはほぼ全て終了で、判断を委ねなきゃいけないものだけ残っています。
ムリが祟ったのか昨日(一昨日か)はついにダウン。身体動かず。

先週の時点で、抱えてる進行中のものを物量無視で数えたら2ケタ件ありました。7件ほどでヒイヒイ言ってたのが昔の日記に残ってますが、そこから比べると多少成長したってことかもしれません。数だけで言えばですけど。
幸い、やりたいことができる作業が増えてるとも言えるので、良しとしたいところ。もっとも、私の言うやりたいことって基本的に自分いじめなんで、よそさまから見てあまり羨ましくは映らないだろうと思います。クリエイター気質というか。

方々に現在依頼を投げております。構造的に多重請けになってしまって恐縮ですが、緩衝材の役目は果たしますのでよろしくお付き合いのほどを。

4/3-5まで東京出張です。
4/26-27もM3で東京です。

iTSにindieが加わった(ただしUSに限(ry

iTunes Adds Indie Genre Page To iTunes Store – hypebot

iTunes Adds Indie Genre Page To iTunes Store – hypebot
iTunesの音楽ストアにIndieというジャンルが加わったとのこと。ざざっと見た限り、IndieってジャンルはUSにしか無さそうです。
iTunes Storeで国をUSと日本にして見た「ジャンル」プルダウンは下記の通りで、日本のにはChildren’s Music, Christian & Gospel, Comedy, Country, Essentials, Indie, Latino, Metal, Singer/Songwriterが無い代わりに、J-Pop, アニメ, ヴォーカル(これはSinger/Songwriterに当たるのかな), 歌謡曲, ライブビデオ, ライブミュージックというのがあります。

USとして見たジャンル
USで見るジャンル
日本で見たジャンル
日本で見るジャンル

Indieって括りを新たに作るくらいに、少なくともアメリカではこの分野の活発さが無視できなくなってきたのかもしれません。
先立って「Like to Download」や「TONEDEN.ioにアカウント作ってみた」の記事を書くときにあれこれ事情をさらりと見て回っていたときに、”Dubstep meets Indie Pop”みたいな謳い文句を見たこともあって(あれはたしかオーストラリアのアーティストだったと思う)、「いや、声高に言わんでも結構あるやん」とか思いつつも、でもこれで注目度がアップするくらいにはIndie Pop(もしくはIndie)って言葉が引きの強い言葉になってるのかもしれないと思ってました。

さて、Indieを、日本語でいうインディーズと同義として考えていいのか、私には判断しきれないとこなのですが、参照先としてWikipediaの英語版と日本語版それぞれリストアップしときます(引用するとすごい量になりそうなので省略)。

ちなみにIndependent record labelとインディーズは言語違いのリンク(Wikipediaの左下のメニュー)が張られていません。そこをもって判断するには根拠不充分ですが、確定要素もないという意味で、指し示す内容にズレがある可能性を私は考慮しています。
もっとも、日本語版のインディーズの項目は音楽に限った内容ではないので直リンできないのかもしれないとも思っています。

ABOUT | indienativeによると、

indienative (インディネイティブ) は、デジタルネイティブの進化系、あるいは同系の生まれながらにクールなインディーズ音楽に Youtube、Twitter、Facebook、Bandcamp、Soundcloud、Mixcloud etc などを通してアクセスし育ってきた世代を総称した造語である。

とのことで、これだけだとどこまでの界隈で通じる造語なのか皆目見当もつかないので個人的には推奨できないdeclarationですけども、iTunesに組み込まれたIndieの括りに対する私のイメージとかなり近いです。いわばネットレーベルの次なる形、的な。なのでIndie=インディーズと考えるのは今のところはまだ避けたほうがよさそう。この辺の辻褄はそのうち合っていくのかもしれません。

自主発信の音楽というとこれまたちょっと違いますが、インディを誇るレーベルから発信される、いい意味でマイペースな音楽のニーズが(国内はともかく少なくともUSでは)無視できないレベルになってきていると考えると興味深い。もちろんそのレーベルのお墨付きがなければリリースに漕ぎ着けない意味では、今までのレーベルとかプロダクションとも別段変わらないのですが。
この手の動きに対して私自身が買いかぶり過ぎてる可能性も無論ありますが、今年は中途半端な内容でも忘れる前に日記に書いとこうって考えてるんで、話半分くらいに聞いといてください。
TuneCoreなど通じて日本でも個人制作の音源をiTunesで販売することができるようになっている(木村留花のがそうです)ので、日本のインディーレーベルが話題を狙って日本のiTunes Storeを故意に無視してUSのIndieジャンルに飛び込むってのはあんま意味ないというかナゾ戦略。というか、iTS(US)のインディーレーベルに名を連ねる条件ってのも今のとこよくわからないんで。

ちなみにメロディアスなDubstepで近年注目を浴びてるODESZAも、INDIE ELECTRONICに名を連ねてますね。Bob Mosesっていうのはジャズドラマーではなく、カナダの2人組のハウスのトラックメイカー。

TangentとMatterが楽しい

仕事用Macのメンテ最中、手持ち無沙汰な間に見ていた¥200→無料:写真に幾何学的な模様を追加する「Tangent」ほか【3月25日版】セール・新着アプリ情報で紹介されているTangentが、思いのほか楽しくてまいった(毎度のことですが提灯記事ではない)。

 

ISO50 Blog – The Blog of Scott Hansen (Tycho / ISO50) » The blog of Scott Hansen (aka ISO50 / Tycho) » Page 2

今は見当たりませんが5,6年ほど前にTumblr.界隈で食い付きのよかったtriangulation blog on Tumblr(たぶんブログが無くなって以降Webに残った残骸)とか、あとScott HansenのISO50 blogで見られるようなハイセンスな感じの加工が簡単にできますね。
アプリ自体がいま無料になっていて、拡張パックみたいなのが課金対象になっています(無くても楽しむ分には問題なさそう)。

Tangentのほうは平面的な加工。つい手を出してしまった関連アプリMatterのほう、これは有料なんですが、立体オブジェを写真に反映することができ、13秒程度の動画としても吐き出すことができます。

北海道神宮の参道の写真にTangent加工したもの。
北海道神宮の参道の写真にTangent加工したもの。
北海道神宮内の小川。モノクロ写真もこんな感じに。
北海道神宮内の小川。モノクロ写真もこんな感じに。
芸術の森にMatter加工をしたもの。
芸術の森の写真にMatter加工をしたもの。場所が場所だけに違和感がない。

写真でこんな感じになるので、イラストなんかで試してみても面白いかもしれません。

Loudness Warが終了したのではという話

YouTube just put the final nail in the Loudness War’s coffin

Production AdviceのIan氏は以前からLoudness Warへの異議を唱えていて、こういう(Perception: find your music’s loudness “sweet spot” (AAX, AU and VST))プラグインを手がけたり、YouTubeでの動画を通じてミックスのキモを解説したり、オーディオ界隈の人の中では積極的にWebを利用しておられる一人。

最初に紹介している記事、実はちゃんと読んでないというか、「Maroon 5のPVがハッピーでとてもよいなあ」程度の感想で終わってしまったのですが、いや、もっと正直に言うとIan氏がLoudnessに言及するのは毎度のことなので、次に大きな言及があって、なおかつ自分にも時間があったら目を通そう、今回はパス、程度にしか思ってませんでした。

Bobby Owsinski’s Big Picture Music Production Blog: Evidence That The Loudness Wars May Finally Be Over

Webで発信する数少ないオーディオエンジニアさん(というと語弊があるけど、ひとまずこれで)の双璧と言えるBobby氏も実はIan氏の記事に反応していて、これはやっぱりいま忙しくても軽く目を通しておいたほうがいいなと。
もっとも、言及先は最初に紹介した記事ではなく、こっち(How to sound loud on iTunes Radio

かいつまんでいうと、U2の最近のアルバムの曲の波形データを見るといわゆる「海苔」じゃなくなってますよと。Dynamicsを取り戻したとはいっても、依然大音量のものが好まれるというのも事実であるけれども、たとえばiTunesのSound Check機能によって音量が均整化された場合には、いわゆる「海苔」状態の楽曲は「大音量」というオイシさを失って平べったい楽曲として聞かれてしまいますよ、おそらくiTunes Radioが浸透したら「海苔」を目指すことがオイシくなさしか演出しないことになっちゃうんじゃないですか、と、そういうお話ですね。

注視していなかったのでおいおい個人的におさらいしとこうと思いますが、Music Xray’s Blog – The Music Industry Says Farewell to Freemiumなんかでサブスクリプション方式のストリーミングラジオによるユーザーの囲い込みはそろそろ限界ではないかと嘯かれていたり(今のところ「〜は終わった」論の一としか個人的には認識してませんが)、先立ってはAppleは近々音楽ストリーミングに参入する―しかしSpotifyなどライバルにもチャンスはある – TechCrunchという記事もあって、iTunes Radioどういうものなの?という思いしか今のところ私にはないのですけども、ひとまず’アップし始めて’いる界隈があるっぽいという風には理解しました。

先のケースでは、Loudness War以前と以降の楽曲がiTunesに入ってる状態でSound Check機能を使用していて、Sound Check機能とは対象楽曲のみのバランスをとるものなのか、それとも基準値があってそれに沿わせるものなのか。つまり例えばLoudness War以降の音楽しか所有していない状態なら均整化は微々たるレベルなのか、というのはわかりません。いま時間割いてまで調べる気力もなく。
ただ、もしかしたらK-System由来もしくはK-System絡みの基準値をSound Check機能が有しているかもとも思ったんで、「iTunes K-System」とかでググったらiTunes Radio Normalizes Playback Volume with Sound Check | KirkvilleとかMOTUnation.com • k-20, k-14, k-12 levelsが引っかかりました。

Apple has been listening to his tirades about loudness as well, to the point that iTunes radio now only broadcasts music that has been run through Sound Check. Which means it must have an average level of something in the area of -15db (Apple does not say what they are doing, but Katz and others have measured the results and confirm that this approximately is what Sound Check is doing).

-MOTUnation.com • k-20, k-14, k-12 levels

まあ、なんというか現状ですと「どうなんでしょうね」としか私には言えません。Appleの秘密主義を考慮すると基準値があるのかどうかすらわからないような気がしますし(ゆえに自分のもとでテストするかというと、先に書いたように、今そこまでやる気力がない)。あくまで第一報程度で本記事を捉えていただけたらと思います。
といっても、第二報以降あるのかな…。