Karanyi Sounds “Polyscape Analogue”

Karanyi SoundsからSynthpop、Synthwaveなどあちら方面のサウンドに特化したと見られるPolyscape Analogueが登場しています。
柔らかな立ち上がり、耳に痛くない、フィルタのしつこさのない、かすかに揺らぎを伴ったサウンドで、EDMやポップミュージックで疲れた耳への癒やしとなるかと思います。
Karanyiらしい独特の中域も健在。

Karanyi自身による動画がまだないので、製品ページに貼られたレビュー動画を貼りますが、ダラダラ見てらんない方はさらに下に貼ったSoundCloudのデモ音源をどうぞ。
トライアル版が見当たらなかったので精査できていませんが、SoundCloudのデモ音源を聞いた限りでは、ボーカルとリズムパート、FXはPolyscape Analogueの音ではないと思われます。
あと、同じ理由(トライアル版がない)で操作感は不明です。
以前書いたかもですが、フィルタをかけると曲全体に音がこもったニュアンスが発生しやすいのがソフトシンセのガンといえばガン。個人的にはソフトシンセ単体でしかるべき構造を持っていてほしいと常々思っていて(むろんミックスでどうにかするって方法もありはするが、正直言って面倒)、FXPansion製品なんかはわざわざリーク信号やノイズを発生するようにしてましたね。PolyscapeのこのサウンドはPolyscapeそのものの音なのかな、それとも…と思ってたのだけど何せトライアル版がないんじゃなあ…。
さて、これまでKaranyiからPolyscapeと名乗るソフトが幾つかリリースされていて、Polyscape 2まではKontakt上で動作するものだったようです。
Polyscape Novaから脱Kontaktとなり、Polyscape 1か2を所有していれば$19でアップグレードできるみたい。
ちなみにもろもろ製品名にPlusとあるのは、拡張音源が付属したセットのよう。

レトロ感の漂うソフトシンセ、ソフトエフェクト縛りではありますが、新着ニュースに乏しい現在も勢力的に開発し続けるデベロッパーの一つ。今後も見守っていきましょう。