Softube “Statement Lead”

いろいろセールのニュースもあるみたいですが、こういうの追っかけてるとキリないので、うちはヘンチクリンなもの見つけたら取り上げる従来の体勢でやっていきます。
と、Softube “Statement Lead” 、これは明らかにMonoment Bassのラインのものでしょうね。
ヘンチクリンとか書くんじゃなかった。充分まともな製品じゃないですか、これ。

定価 $99(現在 10,445円)のところイントロ価格 $89(現在 9,390円)となっています。
いつまでだろう…。最近は、当初言っていたセール期間が延長されるケースもしばしば見かけるので、「しばらくの間」とするのが安全かもしれない…。

音域はC1〜C6(YAMAHA)と、Monoment Bassが3オクターブだった(今も?)のに比べて少し広くなりました。SOURCE Bのほうは1オクターブ分上下にシフトできます。
今日もざっといじっただけなのですが、DIRT(MassiveやSerum, Alchemy等のNoise機能のようなもの)、AGING(ピッチやSample Startにランダムを与えるものと思われる)が意外とイイ味を出してますね。子供だましといえば子供だましなのかもしれませんが、音色への活かし方が巧ければイイ艶が出そう。

Filterは今回もLow Passのみで、24db, 12db, 6dbから選びます。Resonanceの利きはなかなかイイ。
EGはこれもMonoment Bass同様、少し独特なスタイル。たぶんこの先のSoftubeのプラグイン音源は全部この方向で行くんじゃないかと思われます。今回はピッチEGも付いてますね。
エフェクトは、Drive, Reverb, Delay, Multiband Dynamics, Spatializationといった感じ。

全体的な音質は、未来的とは言い難く、どちらかというとLoFiテイストが強い。
斬新なことが出来る仕組みではないし、他のメーカーのシンセのような細かい調整もしにくいのですが、「Softubeならではのソフトシンセの仕様」として少しずつコンセプトが固まってきてる印象を受けました。

トライアル版をゲットして鳴らしてみた最初の感覚は実はOmnisphereの前身であるところのAtmosphereに近く、良くも悪くも「愚直」って感じ。もちろん褒めてます。
少し脂っこめな質感も手伝い、特にフレーズとして鳴らした際には、独特な音の映え方をしますね。
ここ2,3年のLo-Fi気味なJ-R&Bや、少しずつ出始めてきてるLo-Fi House、それからDetroit Technoのリバイバル的なサウンドを作ろうとしたならば、いぶし銀の役目を果たしてくれるかもしれません(ただし、先ほども書きましたが他メーカーのシンセのような制御は厳しいのでアレンジ面でカバーする必要がある)。
Monoment Bassは自分の好みに合わなかったんですが、Statement Leadはなかなか。ちょっと気持ちがグラついてしまいました。
が、今のところ、いくらこれから来るかもしれないサウンドとはいえ、自分の仕事の守備範囲とは合致せず、導入しても使わずじまいと推測されるため、導入は見送ることになりそうです(最近、買おうって動きになかなかならないのは単純に、毎年バージョンアップされる複数のDAWとソフトに予算が食われるのと、ガッと気持ちが沸き立ちにくくなったせいとの両方かと思われます)。