小ネタです。
Logic Proには、ハンドクラップやフィンガースナップ、フットストンプがランダムなサンプルで鳴らされるClaps & Snaps Performanceという便利なチャンネルストリップインストゥルメントが備わっていて、重宝します。しかしリアリティ優先で、ランダムな鳴り方をするので、EDM方面の曲を作成する際には少々不便です。
このランダムさを無くすのは簡単。
Claps & Snaps Performanceってどんなん?
はじめに、Claps & Snaps PerofmanceはライブラリーのPercussion → Performance Patches にいて、読み込むとSampler(旧EXS)をベースとしたチャンネルストリップに変身します。
あとは好きなリズムで打ち込めば、音符自体に細工をしなくてもランダムなサンプルが鳴ってくれるという仕組み。
![(1) Hands & Claps Performanceはここにいます](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2023/01/23011202.png?resize=666%2C1128&ssl=1)
![(2) 読み込まれたチャンネルストリップはSampler(旧EXS)がベース](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2023/01/23011203.png?resize=404%2C1280&ssl=1)
![(3) こう打ち込むだけでランダムな音で鳴ります。](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2023/01/23011204.png?resize=840%2C936&ssl=1)
デフォルトでの鳴り方はこんな感じ。
Kontaktライブラリーにも同様の製品がいくつかありますが、純正音源でやってしまえるならラクなもんです。
ちなみにうちでは、さらに大人数のクラップが欲しかったときに備えてBoz Digital LabsのEl Clapo, Das Boot, Le Snappetを導入しましたが、これらはラウンドロビンを1にしてもランダムさはなくせないようで、生々しい曲でしか使えません。
ランダムさを無くす
Samplerの画面を開いて、右上のDetailsをクリックし、中央のSample Select Random : +/-20を0に設定するだけでOKです。
![(4) ランダムさをなくすにはまず[Details]をクリック](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2023/01/23011205.png?resize=840%2C670&ssl=1)
![(5) Sample Select Randomを0に設定](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2023/01/23011206.png?resize=840%2C670&ssl=1)
結果、こうなります。
ベロシティを変えればサンプルが切り替わります。
なお、低いベロシティのサンプルを鳴らしたいけどボリュームを小さくしたくない場合は、上のスクショ(4)の左下部ENV 1 AMPの右端にあるVel 30.0 dBと示されたスライダーを完全に下げちゃいます。出力音量はSamplerのマスターボリューム(いちばん右上のAMPと書かれたノブ)で調整すること。