Lese “Eigen” – ルームモデリングリバーブ

Eigen | Space Simulator VST / AU Plugin | Lese
Eigen | Space Simulator VST / AU Plugin | Lese

理論的にあり得るけど他がまだ出してない、そんなエフェクトをリリースし続けるLeseから、ルームモデリングリバーブの新製品Eigenがリリースされました。
基本的な仕様は、WaveArts製品やDearVR製品のように、四角い空間の縦横奥行きの設定と、音源位置とリスニング位置の調整から成ります。壁面の材質も変えられるらしいですが、デモ版だとよくわかりませんでした。

動画では非常に実用的なものとして聞こえますが、Webでゲットできるデモ版だと、ミュートされる頻度とミュート時間が多く、より個性が発揮されるであろうRender、Analyze機能も使用不可となっており、ハッキリ言ってこれじゃわからんし、わからんので推しづらい。

情報

  • Windows, macOS対応
  • VST3, AU対応
  • $40

立体感についてはかなり露骨に現れ、好感。フェージングの要素が強いです。
この手のソフトはダミーヘッドを使用してリアリティを求めるものが多いのですが、値を動かしても(わずかにジャギーが残りますが)途切れることなく滑らかに変化するので、計算のみで実現されてるのかなと。その意味ではリアリティが少し薄い(効果が薄いという意味ではない)のかもしれませんが、活用可能な場面がそのぶん広いと思われます。面白く使えるはず。
もう一つ、この手のソフトで気になる入力チャンネル。精査しないとわかりませんが、どうも左チャンネルを拾ってない気がします。

気になるソフトではあるのですが、ちょっと自分の作風とは相性が悪そうなのでスルーせざるを得ませんね。