Premier Sound Factory の Piano Premier “at first light” 。
デモ動画を見ただけですが、今までに聞いてきたピアノ音源の中では断トツにいいですね。
ほんとはこんなにキレイに音出ないんじゃないかと疑うくらい、つけ入る隙がありません。
一応それなりにピアノ音源にはうるさい人間の弁と解釈いただければと。
Modartt “Pianoteq 5”
Waves “Grand Rhapsody”
8Dio “1971 Estonia Grand Piano”
STRIX Instruments “Pripyat Pianos”
Felt Instrument “Wolno” – ニカ向けピアノの簡易版
Westwood “Upright Felt Piano”
Spectrasonics “Keyscape”
昨日ちょうどSoundMagicの新製品、Imperial GrandってBösendorfer製ピアノの音源のデモ音源を聞いて、何かピアノ音源に独特な距離感の問題を感じて本サイトでの紹介を諦めたとこ。つまり演奏者はおらず自動演奏で鳴ってます感。演奏者と音との間に1プロセス挟まってる感。
それもあって、Piano Premierの音の「そこで鳴ってる感じ」「いま弾いてる感じ」にエラく安堵しました。多少バイアス加わった所感かもしれないけど。
ちなみに、これまでのうちの日記のノリだと、急に褒め出すとお金もらってんじゃねえかと思われそうですけど、たまたま知って見て驚いただけなので当然一銭たりとももらってません。
良すぎて疑うとしたらキリがないのだけど、たとえば音色(ねいろ)のバリエーションはこのメローなタッチ以外に無いのかとか、この距離感の音以外にないのかとか、ラテン調の強打には向いてないのかとか、リリース時の余韻に偽物臭さがないかとか、etc.
今のとこ生のピアノらしさがないと困るような制作案件がないので導入して確かめる予定はありませんが、デモ動画の感じが出るならお仕事で承けられる案件も変わってきそうに思いました。
デモ音源(96kHz, 32bit, WAV)は、一見コンテンツのダウンロードに見えるページ中段の2つの青いボタンから。
と。英語ページでスクショを撮っちゃいましたけど、ふつうに日本語ページありますね。曰く、
“新ピアノ時代”の夜明け
「Drum Tree®」「箏姫かぐや」「尺八 Shakuhachi Premier G」に続き、当社独自のスーパーハイレゾ・デジタルレコーディング・シリーズ第4段!
2008年に録音された旧作、PIANO Premierは長年に渡り多くのトップ・クリエーター達に愛用して頂きました。10年の歳月を経て、新たにスタインウェイを録りおろし完全リニューアルした今作は、同じ96kHzでも潜在的な音密度、音エネルギーが桁違い!1音鳴らした瞬間にその進化を実感出来ると思います。(もちろん 44.1kHz, 48kHzでもご使用頂けます。)単にハイファイで高解像度が欲しいのではなく、私達が切望しているのは生のピアノに迫る事です。上質な音から生まれる無限のインスピレーションは、これまでと全く違った作品を生み出します。それは別の視点から見れば、我々が従来サンプリング音源に期待するモノと余りにも”違う”サウンドに、もしかしたら戸惑いを感じる方も居るかもしれません。ピアノだけが突出して高品位となってアンバランスに感じられた場合は、ドラムもベースもPREMIERファミリーをご使用になる事をオススメ致します。
ああ、「かぐや」のメーカーですか。IR用データもユニークですね。
しかも、見ればスーパーヴァイザーも松本圭司氏。
ということになると、なるべくして日本人好みなサウンドになってるだろうという感じ。
ただまあ、この感じだとセットでAcoustic Bass PremierとDrum Treeも欲しくなるので財布と相談が必要そう。