Sugar Bytes “DrumComputer”

鳴り物入りでも何でもなく、ふわっと登場したリズム音源ですね。 DrumComputer 。

Sugar Bytes | DrumComputer
Sugar Bytes | DrumComputer

ぱっと見でわかるのが最下段のノートアサインとミキサー部のみ、と、なかなかマニアック(ガチ)なデザインになってます。
使っているうちに、まあ、こうデザインするしかないわな、と納得します。
Logic純正のUltrabeat的なもの?と思っちゃいそうですが、もっと機能を絞り込んでいて、なんつうか奇っ怪。

Sugar Bytes | DrumComputer
Sugar Bytes | DrumComputer
Sugar Bytes | DrumComputer
Sugar Bytes | DrumComputer
Sugar Bytes | DrumComputer
Sugar Bytes | DrumComputer

以前紹介した同社のFactoryは全体的にアバンギャルドで、インスピレーション元としてはいい割りに、作りかけの曲に後から加える用途としては少々キツいものでした。

それに比べるとDrumComputerはリズム音源兼シーケンサーという用途だけあって、比較的オーソドックスなサウンドとフレーズを提供してくれます。
ただし、あとで書きますが、ポテンシャルはなかなかのもの。

シーケンサーに打ち込まないと鳴らないという代物ではないので、シーケンサー部分は無理して使わずにただのドラム音源として使用してもいいのですが、でも、このシーケンサーこそがこのソフトの肝です。
昔はよくReasonのMatrixをSubtractorにつないでミニマルテクノのリフを自動生成したりしてたもんですけど、あれに匹敵する博打感がありますね。

全体的に程よくLo-Fiなので、他社製品にレトロ感演出用の加工して使うくらいだったら、これで作っちゃえばいいかもしれん。そんなサウンドクオリティです。
ただ、音をイチから作るにしてもプリセットを加工するにしてもパラメーターがというかインターフェースが少々独特なので、慣れるまではストレス溜まりそう。

デモ版を試される方はメーカーサイトのDemoってとこをクリックすればOK。購入は同じくメーカーサイトまたはPlugin Boutiqueで可能。

Screenshot of www.pluginboutique.com

Sugar Bytes “DrumComputer”(Plugin Boutique)

で、最初におそらくMIDIで鳴らそうとするとガッカリすると思うんで、ウィンドウ最上段、drumcomputerと書かれたすぐ右にある再生スイッチを押してからDAWを走らせつつ、その隣のプリセットを切り替えていくといいです。4T Thieves以下数名によるアーティストプリセットがソフトのポテンシャルをフルに活かしていて秀逸。

デモバージョンではMIDIのエクスポートができないので、ここに致命的な機能不足があった場合(たとえばRollが書き出せないとか)、ちょっとショックでかいかもしれませんねえ。