まだメールでのご案内が届いていませんが、摩擦音の制御等、随所に大きな改良の加わった Melodyne 5 が登場しました。
注目すべき新機能は主にこういった辺りで、
- 摩擦音の制御
- イントネーション検出
- 個別フェード
- レベル調整マクロ
- コードトラック
- ワークフローの強化
楽曲の内容により密接に関わる仕組みを導入したことで、操作が簡素化したと言えるでしょう。言い換えると下準備におけるユーザーの知識量がネックになってくるとも言えますが。
それと以前も書いた、個々の音符の音量をDAWのオートメーションではなくMelodyneのブロッブス(音符)で調整する手法が、マクロで一気に行えるようになったのもかなりポイント高い。理想としてはProTools(たぶん)のように、いじった音量が一覧できてほしいとこではありますが。
価格に関してですが、おそらくMelodyne 4 StudioからMelodyne 5 Studioへのアップデートは15,000〜17,000円くらいになると思われます。新規のMelodyn 5 Studio購入だと10万円弱になるかもしれません。
詳しくは製品ページでご確認ください。
追記
本日6/4、Melodyne 5に関するメールが遂に日本語で届きました。
白眉はやはりノートレベル調整マクロで、上述のようにコンプへのブッ込み過ぎを防ぐ手順が体感で1/10くらいの時間で済むようになりました。
もう1つ。記事を書いた時点では気付いてなかったんですが、フェードの役割が特に今のJ-Popのように複数人数で歌う曲でフル活用されそう。要はアーティキュレーションを揃える手法として、たしかにMelodyneにフェードがついていれば済んだ話でしたね(もっと言っちゃえば、ちゃんと歌ってくれりゃそれすら不要なのだけど)。
バージョンアップでの価格は$149。今の為替だと¥16,000強ですね。