Endlesss Studio 、これからのシームレスな制作に

Endlesss Studio 、これからのシームレスな制作に

追記:

既にいくつかのメディアで報道があったためご存知の方も多いかと思われますが、凄腕のクリエイターであり、NIのReaktor向け製品を世に送り出し、Endlesssを率いたTim Exile氏が病に倒れ、事業継続が困難となっていたとのこと。開発に携わったスタッフに報いるための募金も行われているそう。
2024年6月上旬から後の報道がないため、彼の体調や事業についていま現在どうなっているのか、定かではありません。

Tim Exileについて|梅ヶ谷雄太
奇抜で未来的なアイディアを実現させる卓越した技術力によってドラムンベース~ブレイクコア~IDM/グリッチ~ハードコア・テクノ~シンセ・ポップまで幅広く手掛ける天才音楽家Tim Exileが去年7月に膀胱がんになってしまい、現在も治療を受けている。さらに、治療期間中に事業が破綻してしまい貯金と収入が無くなり、GoFundMeにて緊急の支援を求めている。 手術の合併症で再入院を余儀なくされ回復にはまだ時間がかかるので、それまでの間に彼と家族(双子の娘と奥様)にはサポートが必要とのこと。こちらからTim Exileを支援できるので...

Endless Studio というのがAsk.Audioにレビューが載っていて、また新しいコラボサービスかなと思ったのですが、どういった部分で差別化してるのか今ひとつピンと来なかったのでメーカーのサイトを見てみました。
コラボも機能の一つなのですが、Mac、iPhone、iPadその他の様々なハードウェアでの制作をつなぐハブとして機能するとこが最大の魅力っぽい。

少々ドタバタしてますが、この動画にその辺りの機能がフィーチャーされてますね。

動画コメントにも見えるように、以前曲作りのタイム・トライアル・コンテンツとでも言えるAgainst the Clockってのがあって、そのノリがより高速に行えるようになったみたいなもん。
タイム・トライアルに挑戦するかどうかはさておき、機器間のデータ移行がここまでスムーズになれば、少々野蛮かと思うような作り方にも挑めるというもの。

この方向性の別製品を以前試してみた際、データの移動が猛烈に速いヒミツはそもそもプリインストールの音ネタしか使われていないからだったってことがありました。その音ネタが非常に少なく(ライセンス的な理由?)、自由そうに見えて深みがなかった。
さすがにEndless Studioの動画を見る限りそういうことはなさそう。たぶん。

今のところMacOSやiOSのみで、Windowsへの対応はこの後らしいです。
価格は定価が$199.99で、現在は$99.99のセール中とのこと。