Audiopunks “Telefunken Echomixer”

Audiopunksってとこから、Telefunken Echomixerなるエフェクトプラグインがリリース。
60年代の激シブなエコーマシンってことで、レトロな曲調や効果を好む方はぜひどうぞ。

はじめ、この製品紹介動画を見て、プラグインソフトではなく実機?と感じました。が、中盤で「プラグイン」とナレーションを聞いてやっとソフトウェアだと判断できました。

実物がきっとあったんだろうなと、次に製品ページの中段ほどのレトロ写真を見て、今どき画像をレトロ調に加工できるフィルタはどこにでもあるし、エレハモのように古そうな映像を作成して印象づける戦略もあるし、何なら生成AIで古そうな画像や映像をでっち上げることも容易だし、と困惑。
Echomixerでググろうとしても、近頃のGoogleは何かを買わせるサイトを優先的に表示するし、この製品を紹介するサイト(それもデベロッパの紹介文をコピペしただけのもの)だらけの検索結果となるだろうし、真偽を確かめるのに骨が折れる。
…とはいえ知らんぷりも出来ないんでググってようやく、下記の信憑性高いサイトで実機が取り上げられてるのを見つけたので、レトロマシンのシミュレーションであると判断できました。

TELEFUNKEN ECHOMIXER 1960s Spring Reverb Mixer

Up for sale is a 1961 Telefunken Echomixer.  This is a killer transistor-based three channel mixer with this the addition of a great reverb tank.  It's in incredible condition for it's age and sounds incredible.  I've been using it in my smoke-free studio for awhile now and it's a ...

知っていればどうってことないけれど、知名度の高くないもの(言い換えればよく知らないもの)に対しては、それを知るのが昔より随分面倒になってしまった昨今。
いっときは、レトロ加工した画像や音声の中にあえて現代にしかないもの(タッチパネルとか)を混ぜ込んで、誤解やデマを防ぐ予防線が張られてたりもしたのですが、創作が大衆化したこともあって、鑑賞者のリテラシーを試すような際どい場面のほうが多いですね。取り締まれとは思わないけれども、少なくともGoogleさんはそういうのを確かめようとするユーザーの邪魔をしないでほしい。