TT-EXTRA OUTTAKES

ってのをbandcampに置きました。
先日の雑記で書いた10年前の作のカバー、あれを見たのを機に、制作時のフォルダを掘り起こしたら色々出てきたんで。さすがに仮歌のものは置いてない。
ボカロに関わってた最後あたりの時期もそうだったけど、自分なりに無茶(≒工夫)したなあと思うし、一方で、いま同じ作り方をしようとは全く思わない。改めてアレはあの時期の自分のブームでしかなかったな。
タダで置いてもいいんだけど、色んな人の協力があって作られたものなので、そういうわけにもいかんだろと、せめて個々のトラックは設定可能な最低金額にしてあります。

ここんとこ古いものを連続で上げてますね。新しいのを作ってないのもあるけど、ちょっと思うところもありつつです。

今回アップしたのは、説明欄にも記した通り、ほとんどが歌詞を追加する前の初期デモのトラック。
本ちゃんと大差ないのもあるけど、初期デモとしてはこのくらいの体裁になってさえいれば、人によっては意図を汲み取って歌詞を書いてくれる、そういう目安になるんじゃないかと思います。信頼やらコミュニケーション能力やら汲み取り能力やら必要だとは思いますけどね。
仕事となるとそうはいかん。名指しで来る案件以外は、そのままで充分聞けるくらいまで作らないと。このあたり、色々思うところもあるけど今更感があるのでよしときます。

本ちゃんを聞いてる人は、デモ段階との違いがわかるでしょう。
詞先も曲先も自分は必要に応じて対応するのだけど、あそこにあるのは全て曲先で、歌詞が定まったあと歌詞の内容と突き合わせて変えたくなった箇所を変えた、ってことになります。
といっても、誤解があるといけないので記しておくと、不満があって泣く泣く変えるのではなく、歌詞が満足なら曲を調整する以外ないよねってだけ。
色んな作家さんがおるわけで、曲先の場合にメロディラインに合致しない歌詞は絶対に書かないって人もいれば、字数に合わない詞を書くのはご法度と仰る人もいるけど、これら、基本的にはすり合わせまたは合意形成上の話(近年はこの段取りをすっ飛ばす人も多いようだけど、まあ十分な理由があるんでしょう)。