Toontrack EZdrummer 3 がアナウンスされてます(国内では “EZ DRUMMER 3” 表記)。5/3に発売予定で、今のうちに予約するとアップグレードに関しては€72で購入できるようです(定価はたぶん€165)。
使い心地には定評があるのですが、うちはSuperior 3があるので手を出す気はないですね。ただ、パッと取り出して使うにはちょっとデカ過ぎる印象があるSuperiorからのダウングレードプランがあるならば悩みはします。
TOONTRACK社 定番ドラム音源の最新版『EZ DRUMMER 3』発表!日本時間 5月4日にリリースを予定。
「ドラムはかっこいいけど、打ち込むとなるとドラムのフレーズをどうするといいのかわからない」と仰る方は案外多いですし、あるいは「中学校のブラバンでパーカッションを担当していたからドラムの仕組みはわかるのだけど、かっこいいドラムパターンや曲に合うドラムパターンとなると、どうしたらいいかわからない」と仰る方も何人か見てきました。
「ドラムはこういう仕組みですよ」「リズムを組み立てるには曲のアクセントに沿わせてみるといいですよ」「ときにはアクセントからわざと外すと面白いですよ」みたいな説明をすることは可能ですし、「今回はアクセントに完全に沿わせてみたけど、次回はわざと外すのを試してみましょう」って順繰りレッスンを組み立てていくことは可能です。あるいは、そうして迷ってる人を導くのがべらぼうに上手な方も必ずおられる。
極論、その人自身が心地よい/カッコいいと感じるドラムパターンやグルーブは、その人の中にしかなく、その人自身が捕まえてほしいと自分は考えていて、何でもかんでも教えるってことをしたくない、ってのがあります。よく、考え方を教えるのが正解か、答えを教えるのが正解か、って議論があって、それと似てますね。
ともあれ、具体的なフレージングの作り方がわからない人にとって、EZdrummerのTap2FindやBandmateの機能は、かりにその細かい機能がわからなくても統計的に適切と思われるフレーズを自動的に見つけ出してくれる便利さがあります。当然のことながら、いずれ慣れたあとに「じゃあ完全カスタムのフレーズを今日は作ってみよう」となってからもきちんと使える仕組みになってます…というか、メインエントランスはそちら。右も左も分からないビギナーさんでもOKですし、よりディープなことを始めようというミドル、アドバンスドレベルの方にとってもOK。しいていえば、それでもわかりにくい機能を簡単な言葉で説明してくれたり、よりハイレベルなものを求める人に端的に説明してくれる人材のほうが重要かな、ってとこですね。