Reverb によるモータウンサウンドの再現企画

今年の夏にEtsy傘下に入った(Reverb sold: Etsy acquires the musicians’ marketplace for $275 million | MusicRadar)、セコハン楽器取り扱い大手の Reverb による、モータウンサウンドの再現企画の映像。
この手の企画はよくあるんですが、Reverbならではと、古い機材をかっちり揃え、技法も再現して、興味深い内容になっています。
さすがに条件が当時と比べて異なるので完全再現とは言い難いのですが、ならば何が違うのかと考えるきっかけにもなりますね。

ちなみにBehringerもReverbのようなサイトを作ろうとしてるらしく(It looks like Behringer is about to launch a free online gear marketplace | MusicRadar)。まあ、例によって飛ばし記事の可能性ありますけど。

古めのサウンドの再現という技法は、いま始まったわけでもありませんが、色んな方面で行われていて、サンプリング素材として既存の音源を使い難い場面では当時の環境になるべく近づけてレコーディングし直すことが今もありますし、カセットテープのサウンドを再現するプラグインエフェクトが近年多数リリースされているのも周知の通り(Cassette のシミュレーター幾つか – makou’s peephole)。
アレンジ上の演出としても、モータウンに限らず古い時代の音楽の環境や技法が必要になる場面はあって、よく言われるようにそうしたネタは完成度が突き詰められていないとあまり面白くない。
必要になってから調べ出しても遅いですし、映像中で話されていることは予備知識として蓄えておいて損もなさそう。

映像冒頭で、狭い空間で効率よく収録する手法が曲にライブ感を与えていると言ってて、然り、と。
アニメの収録現場なんかで、声優が入れ替わり立ち替わりマイクの前に移動してセリフを録っていきますね。
それと同じようにメインパートとハモりパートとでボーカリストが立ち位置を交代していくのが個人的に興味深かった。

昔はピッチ補正がなくパンチインも大変だったからボーカリストやミュージシャンはべらぼうに上手かったとか、前日泥酔してしまったミュージシャンが当日床に寝ながらレコーディングしたとか、エピソードの尽きない当時の音楽。
でもここ5,6年くらいはYouTube時代ってなもんで、有名無名問わず超上手い演奏動画がガンガン増えてますね。特に海外はバリエーションや独自性の面で目を離せない(全部が全部ではない)。
時を隔てて今だから可能になった技法もたくさんあり、さて自分は今どんだけ生産的なことしてるのかなとつい顧みてしまうのでした。

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