Cassette のシミュレーター幾つか

カセット( Cassette )の話題が某所で盛り上がってますが、それはそれとして。
最近カセットテープの音質を真似るプラグインが幾つか出ているので、それに類するものも含めて列挙しておきます。

カセットテープっぽい加工用

Klevgränd “DAW Cassette”

ブラウザからオーディオファイルをアップロードして効果を確認できるWebCassetteのプラグイン版。姉妹品でDAW LPを持ってるのでうちでは使ってない。
Klevgränd製品は全体的に効果がのっぺりしちゃうのが気にかかりますが、質は悪くありません。価格は$39.99で、iOS版が$12.99。

AberrantDSP “SketchCassette”

このプラグインのみを扱うAberrantDSPで、グラフィックに愛嬌あり。
デモ版がなく試せていませんが、DAW Cassetteとはまた少し切り口の違う劣化、圧縮を再現しようとしている気配。価格は$20。

Denise “Bad Tape”

持ってないけど、紹介動画のクオリティのせいか、UI含めた印象のいいのがDeniseのBad Tape。定位中央の天井が下がって奥まって聞こえるのはカセットテープに対する僕のイメージと合致しますが、高域の歪み方がちょっと汚い気もします。MIXパラメーターがあるのはナイス。
価格は€48.90で、今まだイントロ価格が有効っぽくて€19.90。

Wavesfactory “Cassette”

表面上はパラメーターが少なくて全くそそられませんが、歯車アイコンから開く設定の中でMIXも含めて実はかなり細く設定できるWavesfactoryのCassette。
歪み方はなかなかよく、潰れ方も強め、他のものより周波数分布に大きく変化が出る印象なので、極端な効果を好む方には手っ取り早く使いやすいと思います。
ハジけ過ぎたギターやベースのパートを大人しくさせるために使うのもよさそう。既に似たようなものを持ってるならわざわざ買わんでいいかも。
定価が€59.00で、イントロ価格が€29.00。

Auditory Lab “Cassette FX”

デモ版がなく試せていませんが、他とは少しタイプが違ってキーコントロールでサウンドを変化させられるらしきCassette FX。
価格は$13。Vaporwave、Future Funk系には便利そう。

Rancorsoft “TapeSound”

これはただノイズを加えるだけのフリーソフトで、何年か前にたまたま見かけたものなので今のDAW環境でも動作するのかはちょっとわかんない。

おまけ

Tom Cosm “Downgrade for Ableton Live Racks”

正直あまり使いでがあるものでもなかったのですが、CDMで紹介されていた(Free Downgrade turns Ableton Live into lo-fi wobbly vaporwave tape – CDM Create Digital Music)ので。

いわゆるテープマシン用

IK Multimedia “Tape Machine Collection”

カセットではなく、テープマシンの類いは大手各社から優れたものが幾つも出てます。IKのこれは比較的最近のもので、持っていませんが、Webで見る限り評判は悪くありません。
価格は€199.99。

テープ加工された素材

テープ加工されたサウンドを販売/配布しているケースもあります。
THEPHONOLOOPではピアノやFMのエレピ、マレット(チェレスタとガムランの間みたいな音色になってる)のバンドル版とビブラフォン(下スクショのリンク)といった存在感強めの素材を複数フォーマットで扱っていますし、いつも僕が見るbpbのサイトでは606, 808, 909といったリズムマシンのサウンドをテープ加工して無償配布しています。
この手の素材はWebのあちこちで販売/配布されているので、探してみるといいものが見つかると思います。


WavesfactoryのCassetteがリリースされたのを機に、急に思い立ってまとめてみたんですが、冒頭の5つのカセットテープシミュレーターが思いのほか個性的でした。自分ならどれを使うかって聞かれると、今は別に要らないけど、必要が生じて手を出すならWavesfactoryですかね。理由は、ただテープっぽくするだけじゃない別の効果にも期待できるから。

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