Mar. 11 – 17 【週間まとめ】
更新は少なかったのですが、センセーショナルなものが続きました。
この1年くらいで、Online Surveyのお誘いが少し増えたかな。
先日はPreSonusから届いて、目を引いたのは、サンプル素材のサブスクを始めたら登録するか、AIパワードな機能がStudioOneで提供されるとしたらどうかという設問。
設問イコール実装(またはサービス開始)とは限らず、単純に顧客の嗜好調査やある種の牽制の狙いも考えられます。この2つはこの業界の今後を左右する要素として無視しにくいですもんね。ただ、そこまで露骨に設問しなくてもとは思いましたが。
ちなみに自分は、StudioOneのマスタリング機能の使いやすさに価値を感じているので、仮にAIを導入するならiZotope製品が不要になるような機能を求めます。
3/11
かなりセンセーショナルな話題でした。個人的には一過性の騒動かなと思ってますが、Webコミュニティのあり方について考える時期に来たんじゃないかと。
3/13
こちらも話題としては大きかった。
3/15
雑記
Bloomに感じた新しい文脈
既存のカテゴリーでの新製品開発はほぼ飽和していて、少し違った種類のものが目に入り始めてます。
- 各カテゴリーにおける良質なモジュールをまとめるタイプ(これは比較的容易で、既に幾つもある)
- カテゴリーを跨いで複数のアルゴリズムの相乗効果や組み合わせの妙を一つにまとめるタイプ(ワンノブ型をきっかけに、新しいフェーズに突入した感)
- 既存のカテゴリーに属さない領域を追い求めたタイプ(これは実用性不問の傾向が強いため、草の根が多い)
- まったく別の角度から「処理」の土台や仕組みについて考え直したタイプ(ここは技術力が相当問われるせいか、非常に手薄)
これらが新しい農地となってきた感があります。
正直、この部類の開発は研究/実験の趣が強く、開発期間も長くなるし、売れるとは言い難いし、ビジネスとして考えると少しリスクがあります。
幸いなことに、ドネーション的意味合いのサブスクの観念が浸透してきてたり、別業種からの投資を受けるデベロッパーもあって、望ましく”なくもない”状況。とはいえEvilな人に信用の積上を台無しにされる際どさはあります。
新しい開発サイクル、スタイルがそうなっていった場合の自分の立ち位置をどこに置くべきかなど考えてしまう昨今です。
なろうと異世界
土曜の午後に奥さんとお昼を食べながら王様のブランチ見てると、人気マンガのランキングをちょうどやってるタイミング。毎週、何かしら「なろう系」か「異世界モノ」と言われるものがランキングに入っていて、奥さんなんかは辟易しているんですが自分は意外と嫌いじゃない。もっとも、個性を感じるものに限るのですが。
とはいえ全体的に流石にそろそろ読者側の飽きもそこそこのレベルにきてますよね、たぶん。
- 異世界転生モノの「なぜ異世界なのに一日24時間なんだ」「なぜ呼吸できるんだ」などの疑問に対する納得の回答がこちら – Togetter
- なろうっぽいけど一味違うなろう系
- もういい加減「異世界転生」とか「仮想世界」とかやめようよ…。昔のゲームや漫画に独創性ある作品多かった→「最近の異世界転生ものは設定や世界観が安直」という意見に賛否両論 – Togetter
コロナ禍初期辺りから、作業休憩や余暇をはじめ時間を潰すのにオンラインの漫画サイトを見るようになって、更新通知の受信登録したものもあったのだけど、個性あるなあと思うものに限っていつしか更新されなくなっていった印象があります。積極的に更新されてるものもいつか自然消滅するんだろうなあと思いつつ。
素人考えでしかないけど、原作つきか否か問わず、ベタ展開なものはある程度作りやすく、ベタ展開避けようとするとそれなりに構想/構成力がないとキツそう。読者からの支援もそれなりに必要でしょうし。
これを音楽関連に引き寄せて考えると、ベタ展開なものは確かにある程度作りやすいけれども、何ら苦労が不要ってわけでは全くない。支援はなくとも本業が出来ていれば、やっていくのもそこまで深刻じゃないだろうとは思います。が、「場」は必要だし、「場」に対する支援がなくなれば文化自体の持続も危うそうに思いました。
結論はありません。