イタリア、ローマのNembrini Audioってメーカーの Crunck V2 ってディストーション/アンプシミュがフリーで配布されています。
V2と書かれている通りバージョン2で、10年前に初めてDSP開発をしたときのものがバージョン1らしい。
その後、開発者はBrainworxに勤めるようになり、独立した…のかな?
ゲインノブをいじるごとにトーンがしっかり変化するため、1台でさまざまな音楽ジャンルに対応できるとあります。
動画だと何だかわからんですね。
フリーのアンプシミュにも色々ありますが、デジタルらしい中域の引っかき音が極めて少なく(入力するサウンドによるところは大きい)、低域にしっかりとした音程感があり、今までありそうで案外手薄だったブルース・ロック、クラシカル・ロック向きの歪みといえるかもしれません。
ちょうど今いじってた曲で程よく歪んだ音が欲しかったので試してみたところ、片chに多少寄った音を入力すると逆ch側に不思議な音像が残りますね。音像というか、FMシンセかPDシンセのフィードバック値を操作したような効果。
つまりそれが「ゲインノブをいじるごとにトーンが変化する」の部分だと思います。
原則として入力を左右に寄せて歪ませる使い方はしないと思うし、どのみち調整次第でどうにでも出来るので大きな問題ではなさげ。
むしろ求めてた以上の質感を提供してくれました。