UVI “Falcon 2” アプデ

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UVI “Falcon 2” アプデ

Falconが満を持して Falcon 2 にアップデート。前バージョンを持っている人はUVIのWebまたはUVI Portalを通じてフリーアップデート可能です。現在、少々混み合っている模様。

ついでに、いまFalcon 2を買うと、$100(€100)分の割引クーポンがもれなく配布されるとのことです。「いま」と書きましたが、たぶんFalconの次のバージョンが出るまでずっとだろうと推測。

FALCONの詳細情報ページ
UVI社製 ソフト音源 「FALCON」の製品詳細情報ページです。
UVI FALCON
クリエーティブハイブリッドインストゥルメント V3.1に更新

UVIサイトは日本語で読めるのでここでは.更新内容を紹介しませんが、注目すべきはオシレーター、エフェクトの種類および加工方法の大幅強化、それとMPE対応ですかね。
もともと独自の機能に強みを持つメーカーですんで、オシレーター、エフェクトの強化は大歓迎です。

おおよそのシンセ音源で出来ることはすべて機能として突っ込んでしまったと言えるFalcon。
それだけにゴチャゴチャしてしまいがちなUIをどう向上してくれるか淡い期待を寄せていたのですが、どうやら現状がベストという判断のようで、その点での進化はないようです(残念)。
動作が重くなるのを避けるためか最近のソフトはわりと画面効果を省略する傾向があってFalconも例に漏れず。ただ、このようにボタンやノブが多いと瞬きを我慢して見つめ続けていなければならず目が疲れるんですよね。ドライアイには少々ツラい。

機能、操作性

サウンドは、初期の印象と比べてだいぶよくなりました。といってもけっこう前、1.3か1.4のタイミングでプリセットが格段に増強されたときに底力を知ったのですが。
和音で鳴らした途端にCPU負荷が振り切れるようなソフトシンセ(Massive X含む)が最近多い中、軽量に鳴る部類に属すると言えます。
複雑にレイヤーされたパッド音色なんかは他のソフトシンセでおいそれと作り得ないものであり、ふだんDAWのトラック数耐久レースを余儀なくされている方には新鮮に感じられると思います。
質感は、残念ながら他のソフトシンセ同様、先日取り上げたハードウェアのWaldorf Kyraとかと比べちゃうとシルキーさを相変わらず欠く印象がありますが、もちろんFalconでしか出せない音の世界が充分にあるので、曲中でどのようにフィーチャーしていくか考えて使うのは楽しいです。

なお新機能として追加された検索窓ですが、コピペ含め、日本語には対応していないので自作音色、マルチを保存する際には注意が必要です。

※現在、僕の環境ではFalcon 2のWavetableのDirty選択時にウォーターフォールのリストが表示されず、ハングアップを示す虹色ポインタが表れ、強制終了コマンドの反応も鈍くなり、DAWどころかPC自体の再起動が必要になる現象が起きています。UVIに問い合わせ中。
迅速な回答があり、環境によるものと見られ、再インストールすることで治るとのこと。同じ問題が起きている方いらっしゃればご参考に。

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