Caio M. Jiacomini のソフト群が結構面白い

CSoundの環境が必要(導入はラク)なんですが、ポルトガル(たぶん)の Caio M. Jiacomini がCabbage Audioの名でリリースしているプラグインソフト群が将来性感じられて面白いです。
ドネーションウェアで、¥0から入手可能です。個人的には将来性に対して投資したかったのですが、CONVULERAの動作に「?」と思う部分があったため、結果投資してません。

Cabbage Audio "CONVULERA"
Cabbage Audio “CONVULERA”
Cabbage Audio "GRANULERA"
Cabbage Audio “GRANULERA”
Cabbage Audio "VENDAVAL"
Cabbage Audio “VENDAVAL”

最もわかりやすく、最も実用的であろうものは風の音を作るVENDAVAL。
シンセなり録音なりで賄おうとなると意外と面倒な風音は、過去にも多くのサウンドデザイナーがソフトウェア化に挑んでて、それなりに話題になるけれども完成品がイマイチ定着しません。風音って、出番が限られますからね。仕方ない。

GRANULERAは文字通りグラニュラー対応シンセ。
しかしながらこちら、ソースとする音が自由に選べるわけではなく、惜しくも求めるものに届いてない感じ。
この開発者によるパネルデザインがシックで見やすいだけに、機能に引っ掛かりがあると残念感が増してしまいますね。

最後、CONVULERAも文字通りコンボリューションリバーブと思われます。
うちの環境だけかわかりませんが、読み込めるIRファイルと読み込めないIRファイルがあって、違いはファイルフォーマットでもサンプリングレートやビットデプスでも、データサイズでもファイルパス内の文字列でもなく、原因がわかりません。上のスクショはたまたま読み込めたものを撮ったもの。
なので、少し変わった使い方ができるかどうか(具体的にはナイショ)をチェックするのも諦めました。

ひとまず有効活用できそうなVENDAVALは、今後来たるべき何らかの制作用に隠し持っておこうと思います。