Outputのブログに、 Auto-Tune の代わりになるフリーのプラグインが列挙されています。
![The 5 Best Free Auto-Tune Plugin Alternatives - Output](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2021/09/21090501.jpg?resize=840%2C547&ssl=1)
- Auburn Sounds “Graillon 2”
- Melda Production “MAutoPitch”
- Logic “Pitch Correction”
- Beatlab “Autotuna”
- Resonant Cavity “Voloco”
と、こんな感じで、最後の2つは初めて知ったんで、ざっと試してみました。感想文。
Beatlab “Autotuna”
M4Lがインストールされた環境に限定されますが、マイクロチューニング(Scalaファイルの読み込み)、パターン(ユーザースケールのメモリー12個)の記録、ある程度のオートメーションに対応と、機能性が高いですね。Dry/Wetを備えていてボーカルダブラーの手間をある程度省けるのもポイント高い。
Pros, Consにも記されている通り、修正スピードの調整はできないので、エフェクターとしての用途に留まるかなという感じ。
![Autotunaのオートメーション対応パラメーター](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2021/09/21090503.png?resize=115%2C300&ssl=1)
Resonant Cavity “Voloco”
v1.0.7という文字が見えながらもパブリックベータで、動作に関するご意見募集中とのこと。
Preset群にはハーモナイザーも含まれたりで結構面白いんですが、パラメーターはブラックボックスでオートメーションにも非対応。ポテンシャルがハッキリしません。どちらかというとiZotopeのVocalSynthに近い位置づけでしょうか。
![Volocoのコントローラー画面](https://i0.wp.com/www.makou.com/wp-content/uploads/2021/09/21090505.png?resize=422%2C254&ssl=1)
所感
元記事にもある通り、高機能化とともに価格帯が上がってビギナーさんや”懐は厳しいけど頑張りたい人”の手に届きにくくなってる面は否定しきれません。
機能の幅はまだ初期のAuto-Tuneに近いレベルですが、でもこれは少しずつ可能性が広がっていくのではないかなと考えています。
ほか思ったこともあるのですが、今はちょっと、このくらいにしておきます。