Vocal Doubler って…要る…?

iZotopeから Vocal Doubler が無料で配布されてるニュースを見たんですがスルーしました。
なんか想像ついちゃって…。

ここ半年くらい、ハードウェアへのシフトが進んでるのもありますが、無料配布ソフト(Giveaway:サンプル、販促品)や素材にけっこうな割合で肩すかし食らってて、ちょっと萎えてます。
そういう中では、先日紹介した鉄板を物理シミュレートするプレートリバーブはずいぶん感心したなあ。こうした新しいコンセプトのものでない限りはしばらくレビューに手を出さんかも。

PA1 Dynamic Plate Reverb の質感が秀逸


話戻って。
もともと、ソフトを使った声の加工って、一般の方が思う以上に可能なことが少ないんです。
楽器の音と比べて、一音一音ピッチも変われば倍音の状態も猛烈に変わる、それを一様に処理して不自然さを残さない、というのはわりあい無茶な話でね。
遅かれ早かれマシンラーニングで可能になるとは思いますが、まだそこまで蓄積ができてない。
だからきちんと2回録ったほうがよほど時間の節約になるし、仕上がりもいい。

加工前と加工後でダブリング

もちろんわかってる人も多いとは思うけど、この間、人と話していて驚かれたのがこれ。
え、このレベルの話で?と思われるかもしれない。驚かれることにこっちが驚いちゃう。

どうしてもボーカリストのスケジュール的に2度歌わせる時間がないってとき、イマイチなダブリング用ソフトを使うくらいだったら、Melodyneでピッチ補正する前のデータと後のデータと2つ重ねたほうが品質が保てます。
なんなら片方はMelodyneのピッチ+タイミング補正、もう一方はAutotuneかFlexのピッチ補正を使ってなるべく二者の結果が異なるようにしてあげると手間もかかりません。
よほど下手じゃなければこれで充分でしょ(もちろん大人数のハモりっぽくする場合など、例外はありますよ)。

ボーカルサンプル使う曲の場合も同様で、提供されてるのが一個だけの素材なら、加工前の加工後のとで2つ使えばいいもんね。

OKテイクと次点テイクの両方データがあるとさらに安心なので、僕の場合はだいたいOKテイクと惜しいテイクの2つを最低もらうようにしています(面倒な場合はセッションファイル丸ごともらう)。

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