Audio Assault “Echo Vibe”

キャブシミュやチャンネルストリップを中心に開発する中堅、Audio Assaultからエコーマシンを少しヒネったEcho Vibeが登場。WebページのタイトルではEcho Vibeとなっていますが、製品名表示、あとDAWで読み込んだときのソフト名はスペース抜きのEchoVibeと表示されます。

情報

  • Windows, macOS, Linux対応
  • AAX, VST, VST3, AU対応
  • 定価$19.99、イントロ価格$9.99

エコーマシンのリアリティを追求したものというより、少し工夫を盛り込んだもので、たとえばインターフェース上のREPEATSを増やすと、エコーが2連、3連…となり、最大で8つの塊ごとにエコーが減衰していくようにできます。
TONEやDAMPといった基本パラメータ以外に、あると嬉しいDIFFUSIONやSPREAD、それにLFOによるモジュレーション効果が実装されており、さらに各塊ごとの減衰形状、エコータイムの伸縮も可能。「エコー」の定義内に限られはするものの、クリエイティブな効果が得られます。

注意点としては、トライアル版ではプリセットを読み込めません。またマニュアルはなし。
コントロールの値のリセットはCtrl/command+クリックではなく(この操作では値の直接入力とMIDI Learnが呼び出される)、ダブルクリック。
Wetの出力がDryの倍ほどの比率に増幅されているようで、出力音量も調整しておく必要があります。
あとDAWとの相性にもよるかもしれませんが、DAWのトランスポートで再生停止後に再開すると、エフェクト音がリセットされず鳴ったままになるため、たとえばいちど再生したあとにDAWのプロジェクトをバウンスしようって場面では、エフェクト音が完全に減衰して消えるのを待たないと、2mixにエフェクト音が混ざり込んでしまう可能性があります。この十年近く、こうした心配が不要なソフトしかなかったので、なおさら警戒が必要です。不便な気もしますが、ライブでの使用など活用方法を考えるのは楽しそう。
STRETCHのパラメーターは、再生中に動かすとインターポレーションがかからずグリッチになります。グリッチが欲しいときに、それだけのために使用するのもありかなと思います。