アルゴリズミックリバーブにFVN（ベルベットノイズ）の原理を取り入れ、「動くリバーブ」が作れるapVerbがapulSoftからリリースされています。
グラニュラーエフェクトのような粒子感がありつつも、グラニュラーエフェクトのような繰り返し感がほぼなく、空気中に音が霧散していくような（あるいは永久に継続するような）特徴的な効果。
これをパラメータで動かすことによって一般的なリバーブでは得られないような、うねりを伴った残響、繰り返し感のないエコー、逆再生っぽいようで逆再生っぽくないリバースリバーブなどさまざまなギミックが得られます。発想次第ではもっと面白いことも。
空間系エフェクトをウォッチし続けてきた自分にはこの原理がかなりゲームチェンジングに思えるのですが、広くは面白みが伝わりづらい気がします。実験音楽やニカ界隈に歓迎されるんじゃないかなと。
Room reverberation consists of a multitude of reflections from surfaces and objects in a room. Particularly the late reverberation tail resembles noise with an exponential decay envelope. Artificial reverberation algorithms try to simulate this in a computationally efficient manner. Some proposed algorithms are based on the convolution with a sparse FIR filter corresponding to a randomized sparse sequence of unit impulses. In this paper we search for such sequences with minimal impulse densit...