レコード(バイナル)の製造工程の一つであるラッカー盤を製造するApollo / Trancecoが2月6日に火災で焼失し、世界で2つのラッカー製造工場の1つが失われました。
- RA: ニュース: ラッカー盤の原材料製造工場が全焼(https://jp.ra.co/news/71912)
- MAJOR VINYL PRODUCTION CATASTROPHE AS APOLLO/TRANSCO LACQUERS BURNS! | Analog Planet
- Apollo Masters Plant Fire Leads to Vinyl Shortage Fears | Billboard
- duplication.ca Analogue MediaさんはTwitterを使っています 「Disaster for the vinyl pressing industry. Apollo Masters has burned to the ground. There will be a lacquer shortage and possibly plants having to close or scale back operations for a while. Very distressing news #vinylpressing #vinyl #lacquers https://t.co/HNWFQxDsFg」 / Twitter


Webに掲載されたアナウンスメント(上掲)によると幸い従業員は無事であるものの、現状で再建の見通しは立っていないらしい。
工場が位置するカリフォルニア州はプロポジション65という厳しい環境保護基準を定めていて(カリフォルニア州プロポジション65の概要と対策 | ビューローベリタスニュースレター BUSINESS VISION)、今回の火災が引き起こした化学物質の放出は、工場再建の可能性に少なからず影響しそう。
これをきっかけに別の会社がApolloのIPを引き継ぐにしても、もう1つのラッカー製造工場であるMDC(日本)が業務を拡大するにしても、明日明後日に解決するものではなく、先行きを見守るしかありません。