独特の粒立ちでファンが多い(のではないかと勝手に思っている)Valhalla DSP が新たに Valhalla Delay をリリースする予定だそうで、SynthAnatomyが中腰状態。
SynthAnatomyのほうにも’らしさ’満開なデモがいくつか上がっているので気になる方はご確認いただくとして、個人的に推したいのはこちらの動画のサウンド。
メーカーロゴから推測すると北欧在住なのかなと思ってましたが、ValhallaDSPのTwitterアカウント見る限りPacific Northwest(太平洋岸北西部)在住のようで。
もちろんこの手のリバーブ感を嫌がる人もいるだろうけど、僕は中でもValhalla Shimmerを非常に気に入って使っていて、程よい密度で透明感ある反射音、そして原音と遊離し過ぎないウネり、そしてValhalla Delayにもおそらく搭載されているだろう違和感のないピッチシフト、これらが相まって、上の映像で示されるような冷たい大地を連想させる音になるわけですね。
ぼんやり弾いたピアノの音も、オクターブ上のリバーブ音が手伝って妙にオーケストラチックな響きに変わったり。
アイスランディックなサウンド、ネオクラシカルなサウンドを好む人にはちょっと面白いアイテムになると思います。
あと、飽和させたくないけどリバーブ感をしっかり残したいってときにも効果的な選択肢になります。
いかんせん、まだブツが見られてないのでどこまでのモノになるのかはわからんのですけど。
昔よく北海道の人の音楽って特徴的だと言われたもんです。
やっぱりこういう凍てついた響きが好きなのかもしれないなあなどと感じたりします。
だからなのかわからないのだけど、ふつうのリバーブで「これ、いいよ」って勧められてもあんまりしっくり来ないんですよね。