Auganizerでプラグインの表記を調整
以前、リストを書き出すという紹介の仕方をした Auganizer ですが。
自身の環境にインストールされたDAWで読み込むプラグインを、DAWを起動することなくチェック/アンチェックできるソフトです。
インストール直前にLogicが起動したままだと、自分が整理したプラグインマネージャーの設定が初期化されてしまうおそれがあるなど、やや取扱注意ながら便利なソフトではあります。
以下、スクショは拡大表示(Lightbox)できないようにしてます。もちろん割れ物なんか使ってないけど、つぶさに見られるのも塩梅悪いので。
うちのLogicにはお気に入りのAudio Damage製プラグインを幾つかインストールしてあるのですが、Audio Damage, inc.とメーカー名が記されたものと、Audio Damageとメーカー名が記されたものとがあって、リストでは別のフォルダーに表示されてしまうため、ずっと気になって仕方ありませんでした。旧Smartelectronix製の便利なツールもその傾向ありますね。
良かれと大量に所有しているプラグインがメーカー名でカテゴリー表示されてしまうため、呼び出す際に備えてメーカー名とソフト名との両方を正確に覚えておく必要がある、これは冷静に考えるとユーザーフレンドリーと言い難い。右脳100%で脳みそ起動中に左脳を起こすのって、制作中の曲のイメージがすっ飛んだりして、ゲンナリするんですもん(※右脳が芸術分野だの言われてるのは本当は誤解らしい)。
ディスク上でAudioUnits、VSTに限らずフォルダ分けするのもあまり意味がなくて、一時期それじゃあってことでシステム用のプラグインフォルダとユーザー用のプラグインフォルダとに分けてみたりもしたけど抜本的な解決には至らずでした。
なので、そういうときのためにプラグインマネージャを使って独自にカテゴライズしておくといい、というのは決して間違いじゃないのだけど、これはこれで大量にカテゴリを作る必要が生じるなどして惜しい。
Logic Pro : プラグインマネージャ 用法
先日、Auganizerで一覧を確認している際に、このソフトが、Logic自身がカテゴライズしている部分にもメスを入れられることに気づき、Audio Damage, Inc.に属しているものをAudio Damageに書き換えたり(リストアイテムをドラッグして左下のメーカー名部分にドラッグ)、メーカー名でなく作者名になっているRX950の情報をメーカー名に書き換えたり(左下のメーカー名をダブルクリックで書き換える)、OEM供給されてるらしきものを配布先の名称に書き換えたりしてみたところ、雑然さが抑えられてだいぶ見やすくなりました。
ふだんからレビュー&人柱目的で色んなプラグインをぶっ込んでますと、プラグインのリストはエライことになります。システム内に残るデブリも大変なことになります。
加えて言うと、現状、新興メーカーがナイスなソフトを1つリリースしてそれっきりというのが非常に増えていて、この調子でいくと、おそらく今のスタイルのLogicのプラグインマネージャーは階層表示に冗長度合いが増し、早晩不便が勝っていくことになるんではないかと推測します。
さて、結論としてはAuganizerでメーカー名を変更していく手法はオススメしない。
いや、うちは別にいいんだけど、読者の方の環境で問題が起きたときに責任を持てないので明言させていただく次第。つまり自己責任で、となります。
お察しの方もおられると思うのですが、DAWの機能の処理途中に入り込むようなものなので、DAWの動作が変わったら場合によっちゃDAWごと起動しなくなる可能性があります。特にLogicはmacOSと深いとこでつながってるので、変な影響が出たらマズいかもしれない。
またプラグイン自体がアップデートしたときに重複する可能性(これはほぼ無い)、もしくはデータベース内で齟齬が生じた際に、AudioUnitsのリストを共有するソフトがLogic以外にも登場したなら影響が出る可能性があります。
面白いと思ったらやり過ぎる方がここんとこ多いように感じるので、いちおう釘を刺させてもらいました。何が起きてもTimeMachineなり何なりで直せるって方はご活用いただいていいかも。