United Plugins傘下のSoundevice Digitalからエコーマシン、Pluralis。
同社製品は見た目のわりに…ってことが多いので、ちょっとだけデモ版を試してみました。
要するに一定のルールで分けた入力信号を2本のディレイラインに流し込むもので、Quiet/Loudでの分離や、独特なColourパラメータ、下部のModulationのDispersionパラメータは遊びがいがあって面白い。
一方、せっかくデュアルなのにクロスフィード（≠クロスフェード）機能が見当たらず、またアナライザー部分は出力に対するフィルタを調整する以外の働きを持ってないようで、かつ非表示にもできず、グラフィックを浪費している感あり。NIのReplika XTに備わってるようなFEEL（プリディレイのようなもの）もなく、左右の位相が怪しくなるケースも多いので、実践上というか流通に乗せる音楽には使い難い。事後トリートメントの必要なエフェクターって感じでした。あくまで10分程度ざっと触った上での感想なので、実際に試して確認してみたほうがいいと思います。