SuperflyDSP | 修正に関する私見

SuperflyDSP ちょっとバグ多い

SuperflyDSPってとこが4種類のエフェクトをフリーで配布してますね。フォーマットはVST, AUでMac、Win対応。

SuperflyDSP – digital processing, analog feel.
SuperflyDSP – digital processing, analog feel.
インストーラー画面のタイトル部分がTremoloだったりしますが。
インストーラー画面のタイトル部分がTremoloだったりしますが。
SuperflyDSP – digital processing, analog feel.
SuperflyDSP – digital processing, analog feel.
メーカー名が分離してる(AudioDamageも実は…)
メーカー名が分離してる(AudioDamageも実は…)

…て、おやおや?
Mac用のインストーラーですけども、

  • AutoWahやPhaserのインストーラーは上のスクショのようにインストーラー画面のタイトルがTremoloと表示されてしまい、混乱させられる
  • AutoWahとChorusのインストーラーはComponentsフォルダにVST3プラグインをインストールしてしまう

こんな有様(うちだけではないと思いたいが)なので、インストーラーを使わずに.componentファイルをじかにComponentフォルダに、.vst3ファイルをじかにVST3フォルダに移動してあげたほうがよさそう。

それからプラグインメニューリストや、プラグインウィンドウ内で自分のメーカー名の綴りを間違ったりなど、随所で色々やらかしてますね。急造なのかな?
HostSyncも合ってるようでズレてたりと全体的にバグが目につくので、もしかしたら設定が保存できないとか、オフライン出力時のみノイズが乗るといったフェイタルなエラーがあり得ます。
はたしてこれをVer 1.0.0と名乗ってよいものなのか…。
修正版がリリースされるまで、ちょっと利用を控えることをお勧めします。

「修正」に関する私見

「修正」の与えるプレイヤーへの悪影響について|東京都杉並区 & スカイプレッスン DTM-Online音楽教室教室
「修正」の与えるプレイヤーへの悪影響について|東京都杉並区 & スカイプレッスン DTM-Online音楽教室教室

僕も講師として名を連ねているDTM-Online音楽教室、その代表の高岡さんの記事であります(ちなみに僕はしばらくのあいだ別件で忙しくなるため、DTM-Onlineでの講師業をお休みします)。

記事内容に異論はなし。ひとまず歌に関してですが。
一点だけ、僕がふだんから強く思ってる点を補足させていただくならば、

上手くない歌を直してもすぐバレる

本気で歌ってるかどうか、体調が良いか悪いかは声の質感や声の表情にはっきり出ますし、聞く人が聞けばすぐわかります。
聞く人が聞けば…ってのは、つまりファンの方。好きなボーカリストの歌であるからこそ、ファンの方はそうした部分を鋭く感じ取っちゃうんですよ(この点を侮ってる人が案外多い)。
で、こうした’歌いっぷり’を修正でどうにかする技術がまだ生まれていない以上、修正前の時点で可能な限り詰めておかないと総合的な仕上がり度が下がってしまいます。

もう少し突っ込んでいうと、

修正してもバレにくい歌い方ってのはある。だけどそれを習得するには基礎能力(どう歌ったらどう聞こえるかという知識/蓄積/視野、実践する感覚、理解力、記憶力、復習能力)が必要。

「バレバレの修正音源」が当たり前になると、OK/NGテイクの判断が曖昧になってくる。結果、自身の伸びしろや課題をつかまえにくくなり、下手すると成長が止まる。

もちろん、どういうボーカリストを自分が目指すのかって論点はあります。猛烈に歌が上手いからといって売れるわけでもないので、歌唱レベルはそこそこにしてブランディングにいそしむ選択肢ももちろんあります。

余談ですけど、ここ最近、ケロ声やオクターブ下げなど意図的な加工をしてもらいたいときに「修正して」と言ってミックス依頼する人がいるようですが、それは「加工」であって「修正」ではない。誤解を与えるとよけいな時間がかかるのでちゃんと伝えましょうね。

ちなみに、歌だけじゃなくバイオリンの独奏だろうとサキソフォン・カルテットだろうと、抑揚やタイミングが整わないだけでずいぶん拙く聞こえてしまうんです。
子音母音の発音の仕方(=周波数分布)が絡んでくる「歌」となると、さらに複雑なので、どうしても厳しく見なきゃいかんのですよね。

まとめます。

  • 手抜きはファンにこそバレる
  • 上手けりゃ売れるわけじゃないが、上手くなりたいならOK/NGの違いを直視すべき
  • ギミックやネタとしての加工を修正とは呼ばない

追記

同日更新の2記事を統合しました。