中華圏の楽器群およびモンゴルの喉歌、特にそれらの長尺サンプルをフィーチャーし、XYパッドを使ってリアルタイムな表現が可能になった、JADE Evolutionsが先月末くらいにリリースされていました。
先立つJade Ethnic Orchestraというのが2020年の2月頃にリリースされていて、なかなかの価格ながら中国楽器の主だった部分を広くカバーした意欲的製品でした。
それから比べて価格が半分程度に抑えられている（€479と€249、現在の本製品イントロ価格は€199）のは、ある程度使い回し要素も全くないではないでしょう（注：SONICWIREの製品紹介によれば完全新録とのこと。ただ、デベロッパーサイトやマニュアルにはその記載がないので、紹介動画内で語られているのかもしれない）し、モノによっては当時既にフレーズサンプリングしていた素材もあるのかもしれませんが、それより、マルチサンプルよか長尺サンプルの手法に絞ることで手順が簡素化されたせいではないかなと推測します。
何にせよ、動画やデモを聞く限り、指一本くらいの非常に少ない手数で重厚で上質なオーパスが流れ出すっぽい。なので、コスパ的には期待できそう。