元Spitfire AudioのChristian Hensonが新事業を立ち上げ , etc.

元Spitfire AudioのChristian Hensonが新事業を立ち上げ

2022年にトランスフォビックなポスト(旧”ツイート”)により、Spitfire Audioを去ったChristian Hensonが、アーティスト向けの交流をはじめとしたサービス(詳細は記事または下記動画を参照のこと)をスタートさせるらしく、また物議を醸しています。

華々しい経歴を持つだけに彼の能力に心酔する人は多く、動画コメントにも賛辞が並んでいる様子ですが反発もやはり多いようで、この件について以前から厳しく論じているJeremy Blakeに言わせれば「悔い改めることもしないトランスフォビア」と。
いちどキャンセルを食らった著名人が永久に壇上に上がるべきではないと自分は思いませんし、国や文化、文化圏によって事態の捉え方も違うのでしょうけど、個人的には諸手を挙げて歓迎しづらいとこです。
Spitfire Audioとのやり取りが現在もあるかどうかはわかりませんが、多少延焼があるんじゃないかなと。Jeremy Blakeは「追い討ちはやめろ」的な追加ポストをしています。


Zynaptiq “PITCHMAP::COLORS”, “ORANGE VOCODER NANO”

入力信号のピッチに着色して可視化しつつスケールクオンタイズやフィルター加工を行えるというPITCHMAP::COLORSがZynaptiqからリリースされています。
Plugin BoutiqueはこれにORANGE VOCODER NANOを付属させたセットを期間限定で提供中。ORANGE VOCODER NANOは先ごろリリースされたORANGE VOCODERの機能限定版で単品でも販売。ORANGE VOCODERへのアップグレードパスも用意されています。


Audio Modeling “SWAM STRING SECTIONS”

管楽器の物理モデリングが海外で高く評価されているAudio ModelingのSWAMシリーズに弦楽器がついに登場。
CPU負荷はそれなりにかさむと思われますが、一般的な弦楽器サンプリングライブラリーが苦手とする流動的なアタックスピード、ポルタメントが上手に処理されており、リアルなレガートを売りとするSoundpaintの立ち位置がやや危なくなってきた感があります。
ただ、ほかの方の実演動画も幾つか見てみると、リアリティを高めるためには相応の知識と技術が必要そう。