安価なマイクでヴィンテージなサウンドを、という触れ込みでSoyuzから the Launcher が登場。
Soyuzはその名から察せられる通りロシアのメーカーで、歴史に残る一級品であるNeumann U47等の模造品をいま作るのでなく、東欧の積年のノウハウを注ぎ込んで全てのパーツを内製でまかない、現在にマッチしたマイクを作ろうと立ち上げられた会社(Our Story – Soyuz Microphones)。多くのビジネスが2年も持たないとされるロシアで5年目を迎えたそうで。
013, 017, 023シリーズのマイクは、空気感をしっかりキャプチャーできるクリアなトーンが魅力。
the Launcherはファンタム電源を使用して信号を26dB増幅しつつノイズを抑制する、いわゆるゲインブースター。
既存のものでいうとCloudlifter(Cloud Microphone / マイクプリアンプ・据え置き型 通販|サウンドハウス(https://www.soundhouse.co.jp/search/index?s_maker_cd=2141&s_category_cd=1070&i_type=cm))等と同様。
Cloudlifterの売り込み文句を借りれば、高価な設備をおいそれと導入できない、またメンテし切れない、たとえば趣味の宅録、ボイスアクター(声優)、YouTuberのマイク環境を劇的に改善するもの、ということになります。
SM57をthe Launcherとともに使った/使ってない比較音源がthe Launcher製品ページに載っているので、聴き比べたい方はどうぞ。
高域にハリが感じられ、輪郭がクッキリしてますね。
価格は$199と手頃。
ロンドン在住のNoriko Okaku(尾角典子)さんによる映像作品と、使われているNahneen Kulaの音楽も僕好み。