Sound Athletics “OSS”

Sound Athletics “OSS”

OSS – Song Athletics
OSS – Song Athletics

Focusriteの業務統括やSpitfire AudioのCEOを経たWill EvansによるSong Athleticsから、OSSなるソフトがリリースされています。
見かけるのはお初なのですが、ほかの製品、Some Drums, Ambient, Sloppy Drumsも小ぶりで、サウンド的にはインディ(しつこいようだが日本でいうインディーズとは異なる)やオルタナ寄りなものが多い印象です。

情報

  • Windows, macOS対応
  • VST3, AU
  • 定価¥8,700

モノとしては、サンプル(プリセットあり)を音階に沿って鳴らすいわゆるSimplerの類と見られ、YouTubeのコメント欄に見られるように、「DAW純正のプラグインでも出来る」に過ぎません。用意されたFAQにも通り一遍のことが記されているのみ。
おそらくは、奇抜な製品、大掛かりな製品もいいけど、撮って出し的というかDIY的なサウンドを鳴らすことにもっと意識を向けてほしい、音楽を楽しむのもいいけど音を楽しんでほしいという、ある種の啓蒙意図があるのではないかと思われます。その文脈で見ると、プリセットとして提供されているオーディオファイルの解釈も変わってくるんじゃないかなと思います。補間処理だの何だのもあえて搭載されていない可能性もありますね。知らんけど。
ただまあ、果たしてそうしたものにこの金額を出すかと言われるとちょっと悩ましいところがあります。