SoliderSound “S Pulser Pro”

2ヶ月ほど前に取り上げたSoliderSoundのS Pulser(無償)のProバージョン、S Pulser Proがリリースされたみたいです。

動画では何だかよくわかりませんが、4種類のシェイプを一定または個々に任意に設定してシーケンスさせながら、帯域全体または任意の帯域に対して音量変化を与えられる仕組みです。ややこしい仕組みがうまくまとまってる印象。
大きなポイントとしては、いま記したように下部に表示されたシーケンスの各セルが個々にシェイプとEffect Depth、M/Sの設定を持てること。残念ながらOffsetとFrequency Rangeはトータルに対してのみ機能するようなのですが、日常的な利用に当たっては現仕様でいいかもなって気がします。シーケンス各セル直下の一見フェーダーのようなグラフは、紛らわしいですがM/Sのインジケーターに過ぎず、もう少し見せようがあったのではと思わないこともない。

シンセ内蔵の機能としてこうした仕組みを持ったものはありますが、デベロッパーサイトのデモでも見られるように既存のサンプルをプロジェクトデータに貼り付けた場合や生録のデータに対する場合など、プラグインエフェクトとしてこの仕組みが必要になるときはたしかにあります。
同様のものとしてCableguys製品を使う手もありますが、同じくらいの作り込みを行おうとするとだいぶ値が張ってしまうのも事実なので、手短に済ませるならこれがいいかもしれません。

ちなみにアカウント作成時にContinue with Googleから入ると、アクティベートさせるためにパスワードリセットのメールを寄越させる手順が一つ挟まって地味に面倒なので、標準的な手法つまりメールアドレスとパスワードのセットでアカウントを作ったほうがいいです。
Continue with Googleの連携サービスは便利なときもあるけど、サイトやソフトウェア側が処理工程を見落としてると、下手するとユーザー側が詰む場合もあるかもしれないと思いました。

情報

  • Windows, macOS(Silicon対応)
  • VST, VST3, AU, AAX
  • 定価$39.00、イントロ価格$19.00