RolandとUMGのAIマニフェスト

たびたびのAI関連の話題なので詳細省きますが、RolandとUMGによるAI使用に関する戦略的パートナーシップを構築するにあたり、マニフェストを発表してます。
Rolandのニュースリリースは3/21付けで公開されていました(記憶違いでなければ、自分が最初に見たときはまだ日本語になってなかった気がする)。

関連して、こちらも。

昨年、画像の分野では「Midjourney」や「Stable Diffusion」といった“ユーザーが入力したテキストに応じて、AIが画像を生成する...

ニュースリリースから転載させてもらうと、こういう内容になっています。

「AIによる音楽創造のための原則」:

  • 私たちは、音楽が人間性の中核を成すものであると信じています。
  • 私たちは、人類と音楽は切っても切り離せないものだと信じています。
  • 私たちは、テクノロジーが長い間、人間の芸術表現を支え、そして持続可能な形で応用されてゆく中で、
    AIが人間の創造性をさらに広げることを信じています。
  • 私たちは、人間が創造した作品は尊重され、保護されなければならないと信じています。
  • 私たちは、責任ある、信頼できるAIには透明性が不可欠であると信じています。
  • 私たちは、音楽アーティストやソングライター、その他のクリエイターの視点が尊重されなければならないと信じています。
  • 私たちは、音楽に命を吹き込むことへの手助けができることを誇りに思います。

それから、ここまでうちの日記で取り上げた同じ部類の話題もぺたり。

先のSynthtopiaのコメント欄には、「遵守する人は遵守するだろう、だがそうでない人はどうかね…」的なコメントがついてました。いつだったか私が書いたものと似てますが、自分が書いたのは、それでも技術を推し進めるのは約束守らない人だったりする、って皮肉でした。
コメ欄には「これらの宣言の目的はポイントおよびそれに反する行為を明確にすること」と(ざっくりまとめれば)レスポンスがついていて、あー、そう考えるべきだったな…と自戒しています。

ともあれ、この辺りの話題はまだ続くと思います。原則だ声明だ提言だポリシーだと色んな言い方がありますが、Synthtopiaに見える「マニフェスト」がいちばん妥当かもしれません。近いうち、この日記での記述も統一していくようにしましょう。