Rast Sound “Naturaliser” どういうものなのか

Rast Soundから新製品 Naturaliser を紹介するメールが届いていて、抽象的なソフト名なので一体どういう代物なのか、製品ページを見るも依然わからず、デモ版も見当たらないってことで、購入予定はなかったけど人柱として購入しました。

ちなみにMac, Win対応、AU, VST3対応。Windows対応も製品ページには書いておらず、購入後にわかります(!)。
定価€39(現在 4,921円)で、1/21まで€29(現在 3,660円)。

Naturaliserって言葉通りに捉えると「自然な感じにする」と。
製品ページの説明によると、耳の疲労を防ぐべく、エディットを重ねて調整したような繊細な音に仕立てるとあります。
紹介動画を見てもやはりよくわからず。

どうも試してみると、上部3つの点で出音を「削る」もののようです。
Spectralは上の帯域が削れ、Transientはトランジェント(アタックなど、音が急激に変化する箇所)が削れ、Colourはよくわかんないけど音量に対して削れます。
これを左下のSpeedという箇所で指定したLFOによりランダムで変化させ、中央のIntensityでその度合の強さを決め、Extremeで効果が強めに出ると。
Noiseに関しては、単に周期的にノイズがリズムを奏でるもので、仮に元が無音であっても勝手に鳴ってくれます(これはこれで面白い)。

試しにこういう設定でドラムループを書き出してみる
試しにこういう設定でドラムループを書き出してみる

つまりは、LogicやCubase等に備わったヒューマナイズのような効果を、LFOベースでオーディオデータに対して擬似的に行なってくれるものと考えたらわかりやすいでしょうか。
いわゆるDTM環境でザクッと作ったせいで音がのっぺり感じるときに、うっすらかけて濁すという用途にはアリでしょう。

面白いとこに目をつけたって印象はあるんですが、ギミックの域を出てはいないと感じました。もちろん何か面白いことに使えれば価値あると思うんですけど。
辛めの感想に見えるかもしれませんが、機能説明なしでそれなりの価格のものを買うリスクが前提としてレポートしたら、こうなるのが妥当じゃないでしょうかね。

あ、ちなみに同じオーディオデータを2トラック用意して一方を逆相にしてもう一方にNaturaliserを挿し、あわよくば効果だけを抜き出すのが可能かを試してみましたが、ある程度音が残っちゃいますね。