通算5枚目となるでしょうか。Quadrifoglioの新譜Revivar!がビジュアルアーツさんのとこからリリースされています。
充分な作業時間を確保できず随所にほころびがありますが、あの時間内でよくやったと自分を褒めたい。
A線上のアシュラはリミックスとなっていますが、セミ・セルフカバーですね。
純粋な新曲としてはdawnlightとTwin ray, Revivalの3曲。
リミックスは、4コードに収める程度にはEDM手法使ってますが、形式は’10年代。
2ミックスはおおむねすべてThe God Particleで出し直しています。Ozoneに比べて低域が伸びるのはそのおかげ。高域は超うっすらFresh Airをかけてます。
リリース情報に書くことでもないのですが、ボーカルの処理の手順がここんとこほぼ固まってきてるのでメモがてら。
- RXで徹底的にノイズ取り、およびテイクの継ぎ目らしきプチノイズ(あれば)処理
- モノラルでDAWに持ち込んで、Melodyne(非ARA)に複数チャンネル流し込み
- 基準周波数は2Hz上げてある
- ピッチ、タイミングの補正
- (複数人数の歌唱なので)伸ばす長さを揃える(今回は時間がなく処置せず)
- (複数人数の歌唱なので)しゃくりを揃える(今回は時間がなく処置せず)
- ブロブ(泡)ごとの音量調整もここで行なってしまう
- NectarでコンプとEQのみ自動設定し、他はOFFるか外す
- コンプとEQは50%のかかり具合に設定(100%だとかかり過ぎに聞こえるので)
- LogicのDeEsser2をデフォルト設定で使用
- ROTH-Air(ボーカルのRec環境次第では不要)
- 歌割りに合わせてボーカルのリージョンを切っておく
- パン、ボリュームのオートメーションはリージョンオートメーションで行う
- ボーカル用のミックスバス(トラックスタック)作成
- Soothe2をsafe vocalの設定でミックスバスにインサート
- スラップバック(ER)、テンポディレイ、リバーブにバスセンド
- ミックスバス上にリージョンオートメーション用のリージョンを作って、これもリージョンオートメーションのみで使う(エイリアスリージョンが使えるので設定忘れを防げる)
- 各ボーカルはフリーズさせておく
- 何らかのノイズに気づいた場合はフリーズファイルを直接エディットする
むろん曲によって手法をアレンジすることもありますが、ほぼこんな手法で、リミックス用のステムはフリーズファイル使ってもらえばいいなど、なるべく作業時間を短縮するように仕込んでます。