Mixed In Key “Satellite” でコラボ制作

この種類のソフトも今まで何度かあり、いずれも少々手間取る印象があったのですが、Mixed In Key の Satellite はかなり使いやすい出来になっている印象です。とはいっても、苦手な人には苦手でしょうけど。
例によって、まだざっくりとしか動作チェックしていないのですが…。

Satellite Plugins - Music Collaboration Inside Your DAW - SatelliteSatellite
Satellite Plugins – Music Collaboration Inside Your DAW – SatelliteSatellite

FREE DOWNLOADをクリックしてインストールすると、Satellite Sessionsというプラグイン・インストゥルメントとSatellite Audioというプラグイン・エフェクトがDAWに現れます。アカウントはGoogleと連携させとくのがラクかな。

Satellite Sessionsの起動画面
Satellite Sessionsの起動画面
Satellite Audioの起動画面
Satellite Audioの起動画面

Satellite Sessionsをまずインストゥルメントとしてトラックに挿し、自分がホストとなるセッションを作るか、他人のセッションに加わるか決めたら、

  • 自分のセッションの場合、曲のキーを決めて(合ってなくてもいいでしょう)、空っぽのセッションにオーディオデータを送信していきます。この送信に使うのがSatellite Audioで、適宜、各チャンネルなりミックスバスのインサートスロットに挿して再生音をキャプチャーしていくと、サーバーに送信され、そしてSatellite Sessionsの画面に現れるという具合。
  • 他人のセッションの場合、指示に従ってDAWのBPMを設定してやると、録音済みの相手のオーディオデータをまず受信。DAWに別途録音用のチャンネルを立ち上げてSatellite Audioを挿し、自分とこの環境で鳴らしている音をキャプチャーさせながら再生してトラックに追加していくという具合。

文章で書くと面倒そうですが、実際にいじるとかなり単純で少し驚きますね。
ちなみに複数のSatellite Sessionsを立ち上げることは可能ですが、Satellite Audioが結果的にデータの転送先を見失ってくれるので、おかしなバグに巻き込まれることはありません。

ソフト音源を弾きながら録音して、デモセッションに乱入したもの
ソフト音源を弾きながら録音して、デモセッションに乱入したもの
Invite用のコードをTwitterのDM等で送るといいのかもしれない
Invite用のコードをTwitterのDM等で送るといいのかもしれない

自分で録音したトラックOR他人の録音したトラックはドラッグしてDAWに貼り付けられるので、だいたい素材が揃ったと思ったらそこからの手順はいつも通りに行えばいいっぽい。
Satellite Sessions内で再生されるオーディオデータはもしかしたら圧縮音声かもしれません(確証なし)。

海外サイトでは「すべてのDAWで動く」と記されてましたが、メーカーサイトにはLive、Logic、FL Studio、Cubase、Studio One、Pro Toolsと記されてますね。Studio OneのPrime版はNGかもしれません(確証なし)。
ま、フリーだそうなので、ここにない環境の方もダウンロードして試してみるといいでしょう。

今もうちのサイトでLISTENTOがたびたび閲覧されていて、オンラインの音楽教室で自腹で導入してるとこもあると聞くのですが、多少のタイムラグを気にしないならばSatellite Sessionsを使う方法もないではないのかなと思いました。結局プラグインとして動作するからそこまで煩雑さは変わらないですし…。