Bobby氏のブログで、Metaが投稿した空間オーディオツールのプレゼン動画に対する見解が述べられています。
ご年配の方にとって新技術は苦々しく見えるものって一般論を前提として読みましたが、さすがにいったん動画を見てみないとわからない。
ってことで見たところ、いわゆるImmersive（没入）を実現するためのAIの活用がテーマで、なぜそれが必要なのかが述べられています。なぜそれが必要かって、そりゃ没入を目指すからってのは最初からわかっていることで、そのためのAccusonusの買収だったわけでしょう。
しいていえばオーディオの機能性に明るくない人へのプレゼン動画であって、Bobby氏や僕らが見たところで「あ、はい」でしかないのは仕方ないかもしれない。
ただ、事例がおそらく僕らの期待と違うのと、さらなる将来への示唆が特にないのと、この二点において少々物足りなく感じます。
技術って、生まれるけど「あー、たしかにね」と思えるような活用場面を示せないと売り込みが難しい。仰るとおり、それが動画の内容に露呈していると見ることはできますね。
生煮えの状態でいったん放流して、面白いことを思いつく人やそれを実現する人が草の根にいて、一気に火がつく光景を僕らは幾度か見ているので、はたして大企業といえどそれを内部で完結できるか、たしかに難しいようにも感じます。
ただし、今までそうだっただけで、今まさしくそれがやってのけられるかもしれないとも言えます。