📜 雑記帳 220702

降りてくる

みっちり作業した小休憩中の風呂は降りてくる率高いですね。締め切り近いときは散歩(買い出しの行き帰り)中。あと寝入りばな、寝起きも結構多いですね。
よく言われることだけど、「降りてくる」とされるものって十中八九他人の作品の断片だと自分は思っていて、基本的に信用してない。それなら、超適当に呟いた言葉やわざと音痴に鼻歌ったものをメロディととらえて曲に仕立てたほうが、自分の感性から吐き出された実感があります。かっこいい曲にはならんかしらんけど。

ところで、著作権フリーのBGMなんかでメロディに馴染みを感じないことが多いのは、自分もそれに携わってた時期があって感じてたことなのだけど、馴染みのあるメロディが生まれたときにパクりかもと脳内で警報が鳴って、作り手が無造作にグネって回避してるせいかなと思います。
あとはメロディを吟味したりブラッシュアップする時間が極めて少なかったり、そもそも歌用のメロディとして閃いたものを楽器に演奏させてしまったりとか。
もちろん著作権フリーなのにこんな秀逸なメロディーはもったいない、と感じるものも多々あります。
こういった文脈でも慣れやリラックスは発想にとって大事だと思わされるし、それゆえにリラックスできてるときに降りてきやすいってのはありそう。力技や追い詰めてこねくり出すってのは急場凌ぎの技法構築に役立つことがあっても、発想力を直接育みはしないんじゃないかと思う今日このごろ。

日本語ドキュメント

自分の考えを整理するため、少しこの場を借ります。経済的没落云々は私が語るべきことではないのでスルー。所感、連想を書き連ねると―

  • 日本語だけ対応してないってのもそこそこ見かけるが、ドイツ語とスペイン語だけで英語ページなしってのもたまに見かける
  • 私の世代の音楽制作者にとって、日本語ドキュメントが存在しないことは珍しくなかった;「だからキミらも倣え」って話ではない
  • 最新版かどうかは確かに重要
  • 2,30年前辺りから、ドキュメント翻訳という仕事がぽつぽつ外注され始めたが、わりのいい仕事では全くなかった;これは昔から今に至るまで変わらないが、機械翻訳が発達したお蔭で労力は減っている
    • ただし機械翻訳に間違いがない(たとえば肯定文が否定文になったり、並列が間違ってる)と言い切れないし、原文にも間違いがないと言い切れない
  • 「訳す必要のない言葉」を見定めずにただ訳されると、現場にとっては混乱の元
    • ゆえに、その分野(顕著なのはIT、医療、科学、法律、哲学、音楽、映画、文芸, etc.)に一定の見識を持った人がその分野の翻訳を担当すると好ましい
      • だが人材は希少で、にもかかわらず労賃は高くない。かたわら、物量は増えてる
      • 科学分野の翻訳ニュースの不正確さまたは誤訳にツッコミ入ってる光景はよく見かける
      • と同時に、翻訳自体は正しくてツッコミが誤ってても、昨今はパワーバランスがツッコミ側に傾いていて、訂正もされないし、名誉も回復しない
    • 機械翻訳は必ずしも原文の分野を踏まえないので、よけいな翻訳をしでかすことはよくある
  • 原文レベルでも、その質の良し悪しは案外大きく隔たっていて、執筆者の性格、文化が影響している
    • 他社製品を引き合いに出した皮肉や悪口が交じる
    • わかりにくいスラングやモジり、レトリックが交じる(先日も、シェークスピアを持ち出されても日本人にはわからん、って話題がありました)
    • 「それ」「これ」など、その人自身にはわかってても相手に「どれ」だか伝わらない指示語が多い(言語問わず、こういう人は結構いる;自戒を込めて)
    • 何語だろうが、雑な人は雑
    • 英語が母語でない人による英語マニュアルに、機械翻訳による誤訳が混じってることは少なくない
      • 外国語に訳しやすい文章を母語で書くの、実はかなり難しい。

ほか、思うこと多々ありますが、いったんここで。
自分の観測範囲での話なので、超大手の製品に日本語マニュアルが付属しない話とはズレます。

最近は操作解説などを動画で行う傾向が強まりましたね。文書マニュアルが廃れたわけではないのですが、動画で動きを見せたり音を鳴らしながら説明できるのがラクなのは確か。今は、Google検索(もっぱら英語)でYouTube動画の特定箇所に飛べたりしますし、ある範囲のユーザーにとってはそれで特に問題なさそう。CC(Closed Caption)が共有され、翻訳するニーズは眠っていそう。
ただ正直、自分は、以前も書いたかもですが、動画解説を無意味にこそ感じないものの、そこまで便利にも感じてません。文書だと、全体をぱっと見て自分が第一に求める情報がどの辺りに記されているのか/どこにも記されていないかは比較的すぐ見つけられるのですが、動画コンテンツだと、仮に各セクションの見出しをリスト化されていても求める情報がどの辺りにあるかわかるもんじゃないし、一通り見て、自分の求める情報がなかったときの徒労感はなかなかなもんです(そして比較的高頻度でこれが起きる)。乱暴な言い方をすれば「そんな暇じゃない」。

スペクトル

スペクトルの話がちょっと前から少々相次いだので、連想的な話題として。

Windowlickerについては今更触れる必要もないので割愛。類するものとしてこんなのが多々ありますよという紹介。

音楽面としてはそこまで点数高くはないのだけど、発想は優勝ですね。「意味」が存在してます。

こちらも同様、音楽的じゃないけど「意味」があります。

音楽の中に埋め込んだ、「意味」のあるネタ。

この人は以前にも取り上げたことがあって、スペクトラムでなくあくまでオシロスコープ縛りなので映像的にこうなってしまうけれども、音楽性も高くなってます。半端な労力じゃすみませんが。

可聴域のギリギリ辺りだと音と映像との分離はよくなりそうです。ただし、美しく見てもらうためには縦軸(周波数)のスケーリングの情報を共有する必要があって、それが興醒めを誘う面も。

暗号やオカルトな香りがするため、埋め込まれる画像はこっち系統に偏る傾向がありそう。

暗号という面ではこういったソフトも以前紹介しました。