Ircam “Partiels 2.0” フリー配布

スタンドアローンのオーディオ分析ソフトPartielsがフリーで配布されてるよ、とBedroom Producers Blogが伝えています(Ircam Partiels Audio Analyzer Is Now FREE – Bedroom Producers Blog)。曰く、ここまでのものが必要かどうかは人による、と。Ircam製とあらば、そうかも…。
試しにダウンロードしてみて、そのままの状態ではスペクトルを見られる程度、って理解でいいのかな。マニュアルや、一つ前のバージョンの動画をチラ見してみましたが、ちょっと時間かかりそうなのでいったん寝かすことにしました。

先日、ふと歌声に若さを滲ませる効率的な方法はないかと思い立って調べてたら、フォルマントいじれって情報ばかりでした。フォルマントいじっても共鳴体の体積が縮まるに過ぎないと思うんですけど、それを「若い」と言ってよいものか、どちらかというと「幼い」の部類かと…。ちなみに自分がよくやるのは、ノイズ成分を抑えつつ、第4フォルマントくらいの帯域を少し持ち上げて、あとガラつく箇所があればそこを塗り直す感じ。時間がかかるんです。
テンポをほんの少し遅くしてレコーディングして、後でテンポ上げるといいよってのもありましたかね…。これはアリかもだけど、レコーディング後じゃ無理。
IrcamのTraxがいいよってのがあったのだけど、これ、だいぶ前に試して、ちょっと嘘臭くなる印象があったんですよね。
RVC的な手法を用いても流通に乗せられるレベルの解像度までは得られなさそうだし、実際に当人の声で学習させたAIを通したりする他ないのかもと思いました。そもそも単純な演算のみでは無理な気がします(不可能ではないけど、充分な事前情報が必要という意味で機械学習の分野になるんだろうと思う)。