ソフトウェアライセンス管理システムの1つ、iLok。
開発元であるPACE社から今年は iLok Cloud なる仕組みが新たに発表されたもよう。
昨年のこの時期には例の爪切り大の栓抜きみたいな形状の第3世代iLok USBスマートキーが登場してうっすら話題になったのでした。

「ぞんがい壊れやすい」「壊れると高くつく」と今も不評ありますが、iLokに限らずハードウェアを伴うライセンスは高く壊れやすいものと考えたほうがいいです。

今までと何が違うのか?というと、大きな面でいえばそんなに変わらない。
現行の認証方式に追加する形でiLok Cloudという仕組みがベンダーとユーザーに提供されるそうで、説明を見る限り、新規ユーザーは必ずしもUSBキーも買わねばならないというワケではない、というふうに読めます。
そして従来のiLok対応ソフトウェア群は、順次iLok Cloudへ対応させていく目論見だとか。

iLok Cloud takes the risk of lost or damaged iLok USB smart keys and computers out of the equation.
PACE intros iLok Cloud software license protection
ユーザーのUSBキーが壊れた場合のことをPACE社自身もだいぶ気にしていたことになりますね。
クラウドになれば…というかハードウェアが無くなればだいぶサポートもだいぶラクになりそう。
MacBook ProからUSB端子が減ったりしてますしね、USBキーがユーザーにとって長物になってきた影響も大きそう。
ソフトウェア販売元への対応は11月には開始され、ユーザーが実際にサービスを利用できるようになるのは2018年の早い時期とのことです。