FKFX “Influx”
KvRで毎年恒例のDeveloper Challengeが開催中のようで、今年もあれこれ色んなものが取り上げられています。
このDeveloper ChallengeではAIを使わない秀逸なノイズ除去プログラムなんかも紹介されていて、なかなかの効果なんだけど、デモってるご自身の歌がどうもオケと半コーラス分ズレているのが気になって、イマイチその説明に集中できなかったり…。
以前に取り上げたこともあるFKFXは、リズミカルに動作するレゾネーターである Influx をノミネートされていて、ビジュアル的にもサウンド的にも魅力的です。
相変わらず(うちだけじゃないと思うんですが)KvRへの直リンは蹴られてしまうので、下記URLをコピペしてアクセスよろです。
音程楽器でないリズムパートからでもレゾネーターによってピッチが発生するため、ベースフレーズが無から自動生成される、そんな面白さがあります。
実際に試してみると、(そう何時間も楽しめるほどのバリエーションや奥深さがあるものでもないんですが)この発想がさらに進んだところに新境地がありそうに思いました。つまり、超ショート・ディレイは音程と同等に考えられるので、同様、ベロシティとして扱える音量情報と合わせて別の音色に反映させてやれば、よりベースフレーズのバリエーションも増えそうだ、と。
こうしたマルチ・ステージ(セグメント)・エンベロープ・ジェネレーターが積極的にソフトに採用されるようになって既に10年くらい経ちますが(いつを開始時期と見なすかは人によって違うかも)、スロースターター的に活用の幅が広がってきて、面白みよりも実用度に少しずつ重点が移ってきたように思います。