Caelum Audio “Beef”
幅広い対象に使えそうなSaturatorとして、Caelum Audioから Beef がリリースされたっぽいです。以前、同メーカーのSmoovをレビューしたような気がしたんですけど、見当たらないので公開せずにゴミ箱に入れたのかも。
macOS(AU, VST3, AAX)、Windows(VST3, AAX)、iOS 対応。定価£29.99で、イントロ価格£23.99。
なかなかエグい効き目で、製品紹介動画を見て欲しくなる人がいらっしゃるんじゃないかと思います。自分もそう。結局手を出してませんが(先月細々と色々手を出し過ぎたので、今月は我慢月間)。
上に載せたスクショの2つのビジュアルはPresetモードと詳細設定モードの違いで、ワンノブの状態になるPresetモードは設定によっちゃノブをちょっと回すだけでエグい歪み感になるため、個人的には少々使いにくいと感じました。
なので詳細設定モードを使っていくことになります。目指すサウンドに向けて追い込める設定がついていてEQなんかも効きがいいのですが、このタイプの飽和感は一般に低い帯域に淀みが出やすいというか、アクティブな帯域を丸め込みがちなので、クリアなミックスを目指している場合にははBeefと他の何か都合のいいエフェクター等と併用していかざるを得ないでしょう。…いうまでもないか。
ある種のブームなのかWave Folder系のシンプルなサチュレーターがこの半年くらい多くリリースされていて、ぶっちゃけここまではどれも大差ありませんでした。そうした流れの中でBeefはわりと実用的な部類と考えていいと思います。
あと、冒頭に記した「iOS対応」ってのが意外とオイシく感じる方もおられるかもしれませんですね。