メタル系サウンドに軸足を置き、ミックスエンジニアならではのアンプシミュをリリースしてきた Bogren Digital からKontakt用の秀逸なドラム音源 Krimh Drums がリリースされました。
オーストリアのメタルドラマー(だったはず)、Kerim “Krimh” Lechner によるサンプルで、海外のレビューでは、Toontrackのドラム音源に似ているがアレより扱いやすく、アレに匹敵するサウンドだと好評。こういう言い方するとToontrackの音がダメっぽく聞こえるかもですが、そうじゃなくて、メタルっぽいドラムサウンドへの近道ができたってこと。幅広く作れるのがよいか、特化して作れるのがよいかってことで、ふだんの制作においてさほどサウンドの揺れの必要がないならば、特化して作れる環境がよいのはごもっともなわけで。
ミキサーも使いやすく、海外のドラム製品ってどことなく重心がJ-Pop系、J-Rock系と違って馴染ませにくい印象がありますが、これに関しては補正しなくてもそのまま使えそう。
Kontakt用音源はデモトラックを聞いて判断しなきゃいけないのが標準的なので時折困っちゃうのですが、上記、デベロッパーのWebサイトでは書き出したステムを入手でき、手持ちのDAWやふだんの環境でどう響くかチェックできるようになってます。