Bedroom Producers Blog に、フリーの Convolution Reverb を比較する記事が上がってました。
ついでにIRファイルへのリンクもまとめられていて良記事です。
詳細、ビジュアル、DL先ははリンク先の記事にアクセスいただくとして、ざっくりと内容を訳しておきます。
目次
Convology XT by Impulse Record
細かい設定ができてレイテンシーも極めて少なく、フリーの中では最も優秀。チュートリアル映像もありがたい。
長所 コントロールできる項目が非常に多い。外部IRファイルに対応。
短所 公式の拡張パックの価格が高い。
MConvolutionEZ Convolution by MeldaProduction
バリエーションは多いが実用的な設定が少なく、MeldaProduction製品はバンドル全て込みのインストーラーなのでDLに時間がかかる。
長所 機敏。外部IRファイル(WAV, FLAC)に対応。
短所 エンベロープのコントロールがなく、ディスプレイが邪魔くさい。
SIR1 by SIR Audio Tools
古参で扱いやすく、遅いCPUのPCでもしっかり働く。
長所 IR情報の伸縮が可能。外部IRファイル(WAV)対応。
短所 Windowsで32bitVST対応のDAWが必要。アップデート終了。
訳注
フリーではないけどSIR3が出たばかりの模様。
Reverberate LE by LiquidSonics
SIR1同様に古参で、ゼロ・レイテンシー・モードやロー・レイテンシー・モードで動作可。ステレオのIRファイルにも対応。
長所 洗練されたエンベロープの使用およびIRの伸縮コントロールが可能。パラメトリックEQ搭載。
短所 Windowsで32bitVST対応のDAWが必要。アップデート終了。
Halls Of Fame 3 Free by Best Service
機能限定版で、外部IRの読み込みに非対応だが名機のIRが用意されていて良い。DLまでのプロセスがややこしいのが難。
長所 プリセットが高品質。エンベロープやトーンを調整可能。
短所 外部IRファイル非対応。アクティベーションがややこしい。
訳注
アカウントを作成して購入し(フリーだが)、インストーラーのzipとIRファイルのrarをDLしてインストール。
DAWを起動してHalls Of Fame 3 FreeをインサートしたらSetting画面でIRファイルのフォルダを指定。
続いてPresetsメニューでプリセットをロードする際にアクティベーションを要求する画面が現れるので、レジストレーションコードをコピーしておく。
DL時のページをまだ開いてるとき(閉じちゃった場合はアクティベーション画面からUser Areaにジャンプすることになるが、Webがドイツ語表示になっている可能性があるので英語に切り替える)はそのページの右側に見える「New activation」をクリックしてアクティベーションコードをコピーし、Halls Of Fame 3 Freeのアクティベーション画面でペーストする。
※昔よくあった手法だが今考えるとたしかに煩わしい
冒頭に記した通り、元記事の最後の方には界隈で誰もが知るIRファイル収集サイト以外にもいくつかリンクが紹介されているので、興味のある方は見てみるとよいかと思います。
Free reverb resources – where to find impulse responses