Phosphor 3 、不思議な質感だなあと思いました。粒度? 解像度? が、独特。
この質感が初代Phosphorからの伝統なのかはちょっとわかりません。
ちなみに下のスクショ、左側がたぶん2代目で右側がたぶん初代(「たぶん」としたのは、画像だけバージョンが違う可能性もあるから)。
見た目はアディティブシンセですが、出音はアナログシンセやウェーブテーブル寄りに聞こえます。
まあそういうとこはSerumやIcarusなどとも変わらないのですが、比べるとジャギジャギ感がだいぶ少ないですね。
そこにさらにLFOの揺れや劣化感が加わって、これまでソフトシンセではあまり聞いてこなかった質感になってます。
Audio Damageのページにも記されている通り、Phosphorはもともと80年代のアディティブシンセであるalphaSyntauriをモデルにしたもので、バージョン3となる今回はインターフェイスや内部の改良、それとMPEへの対応を実現させたもの。
色んなジャンルに対して潰しが利くってタイプのシンセではないのですが、この個性的な質感は魅力的。
一般にPC内で完結させる音楽で聞けるシンセサウンドとはまったく違う何かを感じるのです。ビットクラッシュの機能はたしかに備わってるけど、僕が言ってるのはそこじゃないのですよ。