Arturia “Pigments 3” アプデ
ArturiaのPigmentsがアップデートされ、 Pigments 3 になったようです。
既存ユーザーはArturia Software Centerで無料アップデート、Spectrum Sound Packが5/15まで$19.99(定価$99)で入手できるよう。新規ユーザーは5/15までSpectrum Sound Pack込みで$99で購入可能とのこと。
以前欲しいなあ欲しいなあと言ってて、気づいたら去年のいつだったかに購入してて、その後たいして使ってないという体たらくでしたが、さっきアップデートしてみて、果たしてどうか。
ちなみに新機能として紹介されているのがこの辺。
ハーモニック・オシレーターについてはアディティブ・シンセとして紹介されていて、これ、本来はCPUに負荷がかかるわりに音色が地味って部類なんですけど、なかなか実用的なとこまで落とし込んできた印象があります。操作感はNIのReaktor PrismやReason StudioのEuropeを思わせつつ、もっとスマートにまとまってます。ただ、今ひとつヌケが悪い印象もあって、他のプリセットの仕組みを見たり自分で試すなどして調整方法を培っていく必要がありそう。
エフェクト部分については、JUN-6など他製品から取り込まれたものも含めて幾つか増えているようですが、個人的にはそんなに大きく進化した印象はありませんでした。
フィルター部分はぱっと見、大きな進化がなく感じられましたが、もともとそこそこ充実していたので、アップデートで恩恵を受けた印象は薄め。
ノイズや環境音などしこたま収集されたユーティリティ・エンジンは結構遊びがいがありそう。
総括として、先ほども書いたようにもともと充実度が高かったためか、驚くほど進化した感じはあまりしませんでした。CPU負荷が高めだった部分も劇的に改善されたわけではなく、充分なパワーを備えてないPC, Macには幾つも同時に立ち上げるとか、多重和音でとか、オートメーションでゴリゴリといった使い方はやはり相当厳しいかもしれません。
既存ユーザーの方にとっては、これでよけい重くなるといったほどでもないとも言えますんで、単純に新しくまた世界を広げるためにアップデートするって考え方で捉えてもよさそう。