Ample Sound “Ample Guitar L II”

Ample Soundの製品を導入するのは3つ目。今回は、 Ample Guitar L II 。

IIというのはソフトウェアバージョンが2になっているというだけ。

ABY IIに関しては上記記事で酷評したとおりで、せっかく買ったけど今後も使う機会はほぼないだろうと思っています。
Ample Bass Yinyang II Review – Bedroom Producers Blogでは88%と高評価ですが、レビュー内容は「バリエーションの1つとして所有する価値がある」と含みを残した言い回し。

Ample Bass Yinyang II Review - Bedroom Producers Blog
Ample Bass Yinyang II Review – Bedroom Producers Blog

Ample Guitar L II 導入の経緯

だいぶ前に導入していたAGM IIは動作の重さこそネックだったものの、実際、サウンドを非常に気に入って使い続けています。
演奏内容に譲れないこだわりがあって打ち込み技術に一定の自信があれば充分なパフォーマンスじゃないですかね。

今回AGL IIを導入したのは、ボサノバアレンジにするためにナイロン弦の音が欲しかったから。
厚みのあるアレンジであれば、スチール弦で濁すこともできるのだけれど、小編成アレンジとなるとそうもいきません。

対抗馬があまり無いね

ABY IIでAmple Soundを見限った面がないわけでもなかったのだけど、対抗馬がないのも事実で、結局AGL IIを選ばざるを得ません。
結論としてはほぼ期待通り。ほんの少し音が硬いかな。
機能はAGM IIとほぼ同じで、ピック弾き、指弾きの2種類あり、ハーモニクス、パームミュート、スライドイン/アウト、レガートスライド、ハンマリングオン/プリングオフの6種類の奏法あり、マイクバランスやステレオ感の調整、ストラミングパターンのプリセットや自作が可能、8種類のエフェクター、カポタストの位置の変更が可能、と。
MusicLab RealGuitarが非常にデッドなサウンドなのと比べて、ステレオ感とピッキング感にアピールがあります。
ただしピッキング位置の変更はできず、相変わらずStrummerでSwingを設定すると崩れる点は致命的な欠点といえます。
Vir2のAcou6tic( http://www.vir2.com/ )は所有してないけれどサウンドの印象が極めて近く、ただElectri6ity同様、打ち込みの手間が尋常じゃないので、人に勧めるならAmple Soundの音源になりそう。

ミックス面でいうと、これもAGM II同様、ピークインジケーターに比べると聴感的には小さいので、少し制御が面倒かもしれない。

StrummerフレーズのMIDIペースト

Ample GuitarのStrumming機能
Ample GuitarのStrumming機能

Strumming機能は、そもそもが煩雑気味で、Swingさせるとフレーズが崩壊してしまいます。
いったんこのシーケンサーでフレーズを作ったあとMIDIフレーズアイコン(右側のほうにある十字のボタン)をDAWにドラッグしてくるのが得策です。
コードの抑え方も適宜DAWに反映していくといいでしょう。