約束してましたんで、Alex Hutchings “Happy Days”を採譜。
ALEX HUTCHINGS : guitar
ANTON DAVIDYANTS : bass
VALERIY STEPANOV : keyboards
ALEKSANDR MURENKO : drumsMixed by Valeriy Stepanov
Alex Hutchings | Happy Days – YouTube
Video edited by Valeriy Stepanov
Alex Hutchings — 母国英国をはじめ世界各国にて活動し、その高い演奏技術によりワールドワイドで有名なギタリスト。自身の活動やローランド等のデモプレイヤーとして世界中を駆け回っている。13ヶ国に渡るアリーナツアーに参加した他、Ronnie Scott’s Jazz Club London、グラストンベリーフェスティバル、ワイト島ジャズフェスティバルなどの名だたるステージで数々の演奏経験を持つ。力強くダイナミックなプレイから、スイープ奏法、レガートフレーズ、複雑なコードに至るまで様々なプレイを得意としている。BBC、ITV 等の放送局のための楽曲製作を手がけるかたわら、過去12年間でジャズトリオ、フルサイズオーケストラ、ビッグジャズバンドなどでの演奏、自身のプロジェクトなど多岐に渡る活動を行っている。
Jazz/Fusion by Alex Hutchings | BOSS TONE CENTRAL
全パート取ろうかなと思ったけど挫折。重要度低そうなとことドラムは割愛してます。
シンセのパッドなど鳴ってますが打ち込んである気配もなく、YouTubeの動画Info見る限りValeriyがMixしているので、おそらくライブ録画に音を付け足したのではないかと思われます。
さて、個人的にもう何年も西海岸系の爽やかフュージョンに背をそむけていて、何か新しい要素はあるべか?という感覚で音を拾った、そんなところでして、結論をいうと楽曲的に面白い部分は特に無し。
むしろライブにおける演奏者の小粋な駆け引き(挑発以外に提案など)の部分のほうが為になります。
ハイレベルで難解なのもいいけど、比較的緩い枠組みの中でどうサウンディングしていくか。緩いほど演奏者の力関係や上下関係が出ちゃう場合もあるので、そういう意味では曲を難解にして関係をフラット化しちゃう手もないではないのですがね。
BPMが早く、テンポの揺れがけっこうありますね。
それから、Valeriyのアドリブがブルーススケール寄りなのに比べて、Alexのアドリブはペンタトニック寄り。いずれも、極まってくる辺りでスムーズにアウトしていて、また休符の挟み方や、その休符に至るまでの組み立て方も慣れてる感が強い。つまりスリルはないけど構成力で聞けるスタイルです。
最近、気鋭の凄腕若手ミュージシャンが増えていますが、ちとゴリ押しが過ぎて食傷気味だったのでちょっと心が洗われた気分。
あと繰り返し書くことになりますが、ソロ裏に回ってる間のドラムとベースの煽り過ぎず寄り添ってる感はとても参考になりそうです。