AI Music Generator

AIに関する話題を避けて通れない昨今。

BPBの記事はほぼ一週間前にまとめられたもので、Music Generatorsとしてリストアップされてはいるもののそれに当たるのは最初に挙げられたRiffusionくらいで、その他は音楽を構成するピースのジェネレータといった感じです。
この界隈においてもAIって言葉がバズワード化して久しく、それは統計では?と思われるものもAIを名乗ってる印象があります。ナイスなものも多々ありますけどね。
そんな話題のなか、Rekkerd.orgで取り上げられているMoises。この分野におけるAIのあり方を、競争でなく共生であり、いわば作品を次の次元に引き上げるもの、みたいなコメントが興味深い。

思えばAutotune(≠商標)も、ハズれた音程を直す役割を持ちながらも、積極的にケロ声として用いられてきたのでした。残念ながら、ピッチ補正ツールとしての用法が圧倒的に多いようですけども。
これにちなむ話で、2年ほど前の動画で、Adeleの新曲がマイクロトーナルなのかという質問に対して、ピッチ補正をしないボーカルがマイクロトーナルでの歌唱と思われるくらいAutotuneは定着し過ぎてしまった、とコメントが寄せられていたのが面白かった。
AIツールももしかすると同様に、当初は面白がられ、あるいはクリエイティブな用法が模索され、それでいて次第に通り一遍な使い方へと収束し、そうでないナチュラルなものが妙に高尚な技術を使ったものと解釈される場面を持つようになるかもしれません。


Audiostock、AIによって生成された楽曲の登録を禁止

4/13のことになりますが、国内の楽曲や効果音等の販売サイトAudiostockにて、AIによって生成された楽曲の登録及び販売が禁止されました。
今のところ、上に記したようにAIによって作成された楽曲の実用性には疑問符のつくところですが、早めに手を打っておくのは非常によいと思います。