Toontrack “Soul Roads EKX”

ToontrackからEZKeys 2用の拡張ライブラリ、 Soul Roads EKX が登場しました。非常に最近開発が活発ですね。素晴らしい。
で、製品。ソウルって、日本だとイマイチ食いつきがよくない分野なのですが、デモ音源を聞いてみるとどちらかというとジェイ・グレイドンの香りがちょっと漂っており、AORやクロスオーバーのクリーンなRhodesサウンドのように聞こえますね。若い世代にはピンと来ないかもしれませんが、40〜50代くらいで自宅で制作やってる人はもしかしたら「これじゃん!」って反応するかもしれない。
もちろんソウルに使っちゃダメってわけではない。
個人的には、デモの音源で和音でなく単音で鳴らしてる部分に「ん?」って思っちゃいました。とはいえ、こればかりはデモ音源作成者のウデも関わってくるんで、拙速な判断を避けたい。
価値が高いのは、これもつぶさに確認できてるわけではないけれども、収録されたMIDIフレーズのほうではないかと推測。エレピって強弱やタイミングでサウンドのテイストが変わりやすい楽器であり、曲をドライブさせられるよう打ち込むのが実はかなりしんどいので、少しでもそれがラクになるのなら活用したいとこ。なにせEZKeysはコード進行にフレーズ(「シーケンス」ではないのがポイント)が追従しますからね。

利用には当然のことながらEZKeys 2が必要です。

ふむ、MIDIライブラリが充実してますね。
考えてみればEZKeysは前バージョンから、リアリティよりも混じりの良さがウリの一つでありました。少なくとも自分には(ピアノもそうでしたが)単体バッキング時のNote Offで違和感を覚え、「うーん…」とならざるを得なかったのですが、スケッチ用途や、バンドでのバッキング時にはかなりの手助けとなると思われます。